こんにちは!たびなすびのちかです。
タイへのビザランから帰ってきて数日が経ちました。
日本や韓国(以前住んでいた)からタイへ行くのと、マレーシアからタイへ行くのとでは、
全っ然違った!
東アジアから東南アジアへは、やはり異文化色が強くなるので、
屋台の匂い…ああタイ!
微笑みの国…ああタイ!
外暑っ!中寒っ!…ああタイ!
と全てに反応し異国に来たんだわと認識しますが、ここ(マレーシアのペナン)から行くと、
屋台の匂い…ペナンも
微笑みの国…ペナンも
外暑っ!中寒っ!…ペナンも
同じ。
ただ言葉と文字が違うだけ…。
似ている国は違うところに敏感に反応しちゃう
タイもマレーシアも昔はほぼ一緒くたにしてましたが、自分がマレーシアに住み、そこからタイへ行くとやっぱり違いに目を向けてしまいます。
やっぱりそうなんだよね…。
いやね、私以前韓国に10年ほど住んでいましてね、その時、
嫌というほど両国を比べちゃってたのよ。
どっちがいい悪いじゃないんだけど、
日本なら!コンビニに!コピー機あるんですけど!
とか、
韓国なら!どこでも!カード使えるんですけど!
とかさ。
今考えるとかなりくだらんな…。
やっぱそれは、日本と韓国がよく似てる国だったからなんだわー、と再認識しました。今更。
マレーシアまで来ると、日本と比較する気も起こりませんね、違いすぎるし。
この前何かで見ましたが、アメリカの外交官が文化の違いに耐えられず帰国する国第一位が、
イギリスなんだって。
そういうこと…。
マレーシアとタイの一番の違い、言葉
そりゃそうだ!
なんですけど、タイって観光立国なので英語が通じるイメージありませんか?
学生時代にタイにハマってた時は、
「なんてみんな英語上手いんだろうー」
と思ってました。
かれこれ20年も前の話なんですが、その時は日本に外国人観光客はあまり多くなく、観光地の観光客と言えばほぼ日本人でした。
今とは全然違い、
「日本語わからないなら帰って」
みたいな雰囲気があったんですよ!
だから、日本にいる外国人は最低限の日本語を必死で勉強していました。
そもそも英語が普通に話せる人(店員とか)がものすごく少なかったし、公共施設の英語表記もほぼなかったし。
そんな日本からタイに行った時、
「え、タイって英語も公用語?」
と思ったほど英語だらけで、タイ語が全くわからなくても問題ありませんでした。
私が訪れたのがほぼ観光地、というのもあるでしょうが、たまにフラッとローカル屋台とかに入っても英語メニューが絶対あるし。
そんなイメージのタイだったんだけど、今回行った感想。
「英語あんま通じない…」
この違いっ!
サービス業でも単語レベルの会話
まず、Grab(配車サービス、タクシーみたいなもの)の運転手さんがほぼ英語ダメ。
アプリ上に目的地もあるので、言葉が通じなくても大丈夫!ってのがメリットなので、問題はないんですけどね。
ペナンでGrabに乗るとよく運転手さんと雑談タイムなんかもあったりするので、何気なく「最近どう?」的に話しかけると、
「ไม่ทราบ…」(翻訳機だから合ってるかわかんないけど)
とタイ語で返されたり、単語や地名のみを英語で確認程度。
マッサージ師さんやローカル食堂も英語はダメな人が多かったです。
昔のイメージが先行して、タイは英語が通じる!とばかり思っていたのでびっくりしました。
旅行は全然問題なくできるし、日本に比べたら格段に通じますけどね。
いや〜、マレーシアって相当英語通じてるんだな、というのが今回のタイ旅行で気づいたこと!
マレーシアで英語が全くわからない人はいない
マレーシアはマレー語が公用語とされてますが、マレー語が母語の人たちはマレー系だけなので、中華系やインド系は他に母語があり、自分たちのコミュニティではマレー語を使いません。
私達の住んでいるペナン島は中華系が多数なので、マレー語が劣勢。
ただ、中華系だからといって北京語を話すわけではなく、先祖の言葉が家庭によって違います。
ペナンは福建語が多いですが、中華系エリートの中には、
「福建語覚えてもしょうがないから、英語で育てられた。学校もインター。」
という人もかなりいます。
すると、中華系同士でも北京語や福建語が通じないので英語を使って話したりも。
あまりにも言語と民族が入り乱れているので、とりあえず迷ったら英語!ということで、
皆ある程度の英語力が必要!
生きるために…。
Grabは100回以上使いましたが、全く英語がわからない人はゼロ。
話しかけると、
「僕英語が苦手でごめんね。」
というマレー系ドライバーがいましたが、簡単な説明くらいは可能。長い文章が言えないだけで。
タイのドライバーよりは格段に意思疎通できました。
市場の90超えのたまご屋のおばあちゃんは英語が話せませんでしたが、
英語以前に会話が成り立たないのかもしれない…。
市場でも屋台でも流暢にこそ話せませんが、皆北京語やマレー語であたふたすると、一瞬で英語に切り替えてくれます。
タイは「タイってこう」というまとまりがある
日焼けしてるからか、服装が簡易的だからか、タイでは初見でタイ語で話しかけられた私達。
タイ人ではないとわかると、ジェスチャーをしたり、英語のメニューを持ってきたり、知ってる限りの英単語で話そうとしてくれたりしました。
これは日本でもありますね。
一応タイ人同士では英語は必要ないので、タイではタイ語優先。
当たり前じゃん、何いってんの…。
と思いますよね!
本当、タイだからまずタイ語、日本だからまず日本語、韓国だからまず韓国語、
これがマレーシアじゃ全く当てはまらないのが面白いです。
店員さんとかテーブルごとに違う言語で対応しますからね、それも日常的に。
だから、タイに住んだらタイ語がわかれば、英語は必要ないですね。
英語を勉強するより、タイ語を勉強したほうが生活が楽になりそう。
あと、タイで働いている人、タイ人ばかりでそれもびっくり。
本当におかしな話ですが、マレーシアじゃ、コンドのセキュリティも工事現場の作業員もほぼ外国人労働者。
道路で交通整理してるのがタイ人で、ローカルの人はみんなタイ語で話してて、どこに行ってもタイ語ばっかりで、タイ人の反応は大体同じで…。(それでも外国人労働者はもちろんいるけどね、マレーシアと比較すると。)
これが新鮮。
タイ人は…こんな感じ。
タイ料理は…こんな感じ。
タイ文化は…こんな感じ。
っていう統一感がある!
タイに行ってわかったことは、
マレーシアってもう概念みたいな国で、一言で言い表せないってこと!
とにかく一つ言えるのは、
マレーシアでマレー語習うなら英語を話せてからが吉!
ペナン島ではほぼ必要ないかな。
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