こんにちは!たびなすびのちかです。
キューバといれば、カストロでしょ、そしてチェ・ゲバラでしょ?
代表的なキューバ人だと思うじゃん、この二人が。
なのに…
チェ・ゲバラが…
キューバ人じゃなかったなんて!
衝撃的…
カストロのブロマイドはアイドルをしのぐ
興奮冷めやりませんが、まずは一旦カストロの話ししていいですか。
1952年からキューバの大統領の座についた独裁者バティスタは、アメリカの傀儡政権となり、キューバの富のほとんどがアメリカに支配されました。
搾取されづつける国の現状を打破すべく、立ち上がったのがご存知フィデル・カストロであります!
現在でもキューバ各地のお土産屋さんには、葉巻をくわえた軍服姿のカストロ将軍のグッズでいっぱいです。
社会主義であることで、あの国やあの国を連想させますが、文化が違うからなのか?はたまた映画のようなシーンだからなのか?
どれもこれも『様になっててカッコイイ!』のです。
カストロは、まず数人で打倒バティスタを目指し蜂起するも失敗。
その後一時メキシコに亡命し、同志を増やしていき、1959年にキューバ革命を成功させたそうです。
キューバの革命家は質素堅実
革命後、キューバは社会主義国となり、さらにはアメリカの強硬な経済制裁により苦しめられます。
キューバは共産党の一党独裁、カストロは革命から2008年までの約50年にわたり国を治めた独裁者。
その間たくさんのキューバ人が海を渡り亡命しましたし、アメリカ陣営だった日本人からすれば悪者とされてきました。
しかし、実際キューバにきてみると、
・お土産屋にカストログッズはあるが、街中にカストロの肖像画は一切ない(個人崇拝を嫌うため)←あの国とか考えてみてよ!
・私利私欲を嫌っているため、質素な家にボディーガードも雇わず暮らしている。←あの国とか…
・国民に伝えたいことが多すぎて演説が10時間以上になったことがある。たまに「今日は早く終わらせるからね」とジョークを言う。←あの国…
・野球大国キューバの選手に「”勝て”とは言わず、”ベストを尽くせ”と言っている」←あの…
・キューバは教育・医療が無料。アメリカで高額かかるアメリカ人の治療費も無料。平均寿命約82歳。←あ…
と知らなかった一面が明らかに。
独裁者だから100%悪者、と決めてもいいのかと考えてしまいます。
チェゲバラって○○人だったの?
で、ですよ。
キューバのもう一人の世界的有名人と言えば、チェゲバラ。
カストロが一回目の蜂起に失敗した際に亡命したメキシコで出会ったそう。
そのときゲバラは中南米をオートバイで放浪していた青年だったそうですよ。イメージとぴったり!
国民的英雄の彼はキューバの通貨、3人民ペソ(紙幣とコインどちらも)にも刻まれており、街のあちこちでモニュメントとしてもお目にかかれます。
まさにゲバラづくし!(カストロが全く見られないので尚更)
ハバナの革命博物館を訪れたときのこと。
アメリカ傀儡政権から革命、その後の歩みが写真と共に詳細に説明されています。
やはりカストロとゲバラが革命服で葉巻を吸いながら並んでいると、カッコイイ~ですね。
『革命後のフィデル・カストロとアルゼンチン人のチェ・ゲバラ』
えええええ!
ゲバラってアルゼンチン人なの!?
私「ゲバラ、アルゼンチン人だって!」
夫「えええ!そうなの?」
無知すぎる夫婦の衝撃…
人の国のために命をかけて戦うなんてすごい。チェゲバラの肩書きは「革命家」。
そんじょそこらの人はなれませんね。
現地の方に聞いてみると、ラテンアメリカというのは、一つの国のような認識なのだそう。
私たちのように国が違うとかそういうことはあまり関係ないのかもしれませんね。
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