皆さんこんにちは!たびなすびのちかです。
2015年に長年敵対関係にあったキューバとアメリカが国交を正常化する、というニュースが世界を駆け巡りました。
経済制裁を受け、厳しい生活を余儀なくされてきたキューバ。
知恵を振り絞り物資の少ない中、生活を維持し、また音楽と芸術を愛する心で人生を豊かにする術を身につけてきた人々は、今後どのような未来を気づいていくのかとても興味があります。
民泊のキューバ人オーナーはいつも歌う
数あるキューバの世界遺産のひとつであるトリニダーという町にやってきたときのこと。
砂糖栽培が有名で郊外にあるロス・インヘニオス渓谷とともにユネスコに認定された観光地です(1988年)。
朝早くから観光ツアーに参加し、よく歩き、つたない英語でたくさんコミュニケーションした一日を夫婦でお互いに褒めあいました。
しかし基本だらだら夫婦である私たちの体力はもう限界。
じゃあ昼寝でもするかということになり、どこで寝ようかと頭をひねりました。
夫「カーサ(民泊)帰る?」
私「でもさー、大家さんめっちゃ大声で歌うじゃん。」
夫「そうだよね…。本気だよね…。」
私「楽しそうだけど、昼寝向きじゃないねあのカーサ。」
帰るか帰らないか…、と悩んでいると、
ビキニ姿のヨーロピアン美男美女(あ、ビキニは美女で美男は半裸)を発見!
まさか近くにビーチかプールが?!
私「エクスキューズミー!お宅はどちらへ行くのですか?もしや海?」
美「シーシー(スペイン語)、近くのビーチに行くのよ~。タクシーで20分くらいなんだけど、あなたたちも行くならタクシーをシェアしない?」
内陸からバスで来たから全然わからなかったけど、ここって海のそばなんだ!
しかもここは、
カリブ海!
遠くアジアでは夢のリゾートではないかっ!行きたい!!
実は私たち、洗濯がよく乾くと言うことで、夏っぽい季節の国を旅行するときには下着の変わりに毎日水着を着ているのです。
夫に至っては、普段のズボンが海水パンツという有様です。三角ではありませんけどね。ぷぷ。
ということでカリブの海を見ながらお昼寝決定!
トリニダーのビーチでのんびりできない理由
美男美女とともにタクシーをシェアし、15分ほどでカリブのビーチへとたどり着きました。
真っ青な空にどこまでも澄み渡る海。
そんなすばらしい場所にも関わらず人影はまばらで、他の国のビーチほど客引きはおらず、静かに波の音だけが響き渡ります。
お昼寝も忘れ、私たちはテンション最高潮になり大はしゃぎ。
夫にいたっては、
「ひゃっほーい」
などと、漫画でしか見たことのないセリフをはくほどのはしゃぎっぷり!
ザブザブとカリブの塩水を浴び、もぐったり浮かんだりを繰り返すこと数十分、さすがに疲れてきたので砂浜にパレオをしき、お昼寝…
今日は充実した一日だった…。おやすみなさい…。
チクチク…
チクチクチク…
チクチクチクチクチクチクチクチク…
…痛ーーーー!!
手足の先から全身に広がる痛み。
びっくりして起き上がり、肌丸出しの身体を確認すると、
体中に張り付く、
無数の羽蟻
ぎゃーーー!
一目散に海に飛び込み、全身を洗い流すと、手足が赤の水玉模様になっていました。
きもーーーー!
こんなに美しい場所なのに、お昼寝はさせてくれないようだな…
しょうがないので、夕日が沈むまで海でちゃぷちゃぷ浮かんでいました。
夫は毛むくじゃらなので羽蟻が登ってこられなかったみたい!
無傷でした!
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