韓国生活

釜山のデパートでVR初体験!リアルで面白いけど問題もアリ!

こんにちは!たびなすびのちかです。

先日テレビでVR(バーチャル・リアリティ)が矢継ぎ早に紹介されていました。

番組内では、出演者がスキーのゴーグルのようなものを目に装着し、その機器から流れる映像を3Dで見ながらゲームをするというもの。

一体何事かと思いきや、プレイステーションが接続機器としてVRを発売したので、これからは一般人にも手に入れやすくなった、夢の道具だ!ということで、一斉に体験しているのでした。

海の中でサメに襲われる!というプログラムを体験した出演者の中には、驚きすぎて椅子から転げ落ちそうになったりと、なかなかリアリティを感じられるようで、一様に「すごい!世界が変わった!」と絶賛しています。

そんなすごいもの、私も体験したい!!!

家電量販店のない韓国

私「ねえねえ!VRやりたい!」

夫「VR?」

私「知らないの!?かくかくしかじか…」

夫「あー、はいはい。どこで?」

私「日本で大流行なんだよう!」

夫「ビックカメラとかでできるんじゃない?」

私「…」

夫「…ここにはハイマート(韓国の家電店)しかないね」

私「サラッと入れる場所じゃないね…」

 

韓国にはビックカメラやヨドバシカメラのような家電量販店はありません。

二大家電メーカーであるサムソンとLGが独自に出している店舗か、ハイマートと呼ばれる家電店があるだけ。

しかし、これらの家電店は大通りに店を構えており、いつ行っても超すいている…。

客より店員の数が異常に多く、入店した途端に韓国名物『ピッタリ張り付きセールス』が始まるため、時間つぶし的来店は許されない感じなのです。

VRがあるかどうかもわからずに訪れて、駐車場からお出迎えされ、店に入ると同時に店員の質問攻めに合うなんて…

 

真っ平ごめんだわっ!!

 

偶然通りがかりに、VRですよ〜体験しませんか〜、とでも言われない限り、韓国では無理なんだわ…。

突然訪れた偶然!

世界最大デパートとして釜山のイチオシ観光地となっている、シンセゲ(新世界)デパート

中国の上海かどこかに一度世界一を抜かれてしまったため、増築し世界最大を取り戻した、執念のデパートです。

増築オープンしてからというもの、様々なイベントを催し客集めをしているのですが、

なんと先日訪れると、

 
VR体験会!
 

”偶然通りがかりに、VRですよ〜体験しませんか〜”…

 

これ!これこれ!

体験スペースでは、多分米軍と思われる男の子達が、一番怖いプログラムを選んだようで、ギャーギャー叫ぶ叫ぶ!の大騒ぎ。

 

一人5000ウォン(500円)で体験できるとのこと。

 

「よし(夫)ーーー!やろうよ!」

「え…」

「へ!?やらないつもり!?何で?」

「俺は…いいわ…」

「この期に及んで体験しない人がいるとは…」

 

仕方がない。

見世物になっても一人で体験するしかないか…。

 

「チカ!ワタシもしてみたーーーい!」

 

振り向くとヨーロピアン美女が私の腕につかまって来た…。

なぜか韓国で日本語を話す彼女…。

 

私「マジで!?やろうやろう!!男たちは放っておこうぜ!!」

美「やろやろ!!!」

 

彼女は謎の美女でも何でもなく、釜山に遊びに来た夫の友人の奥さん(ドイツ人)なのだ!

まだ日本に来て1年しか経ってないのに、日本語で意思疎通が可能という才女。

私以外は英語がペラペラにも関わらず、私のために日本語で頑張ってくれている優しい奥さんなのだ!

きっと今も私が一人でVRに挑もうとしているのを見かねて名乗り出てくれたに違いないのだ!

 

夫の友人よ…、女を見る目がありすぎだぜ…。

とうとう体験してみる

選択プログラムは20種類近くあり、遊園地の乗り物系か、ホラー系、景色眺め系に大きく分かれていました。

ホラー系はトラウマになりそうなので却下、乗り物系は米軍男子のように見世物になる可能性が高いので却下。

景色眺め系しか残っていませんね。

 

サンタになって空を飛ぶやつを選択。

 

二人がけの席に座り、シートベルトを締めるとVRを装着。

ちょっとドキドキするので奥さんと手をつなぎながら…。(あやしい)

 

真っ暗闇を眺めること数秒でトナカイと雪降る夜の町並みが現れました。

トナカイはゆっくりとソリを引き始めると、加速し、

 

空へと飛び始めました!

 
浮いている!!!!
本当に浮いている感じ!!

 

特にスゴイのは、視界が全て覆われているので、首を上下左右に動かすとその角度の視界が自由自在に見られるというところ。

下を見れば自分の髭(私はサンタ)と家々、上を見ればスーパームーン。

後ろを振り返ればソリの背もたれがきちんと存在するのです。

 

すごいリアリティ…。

 

耳栓はしていないはずなのに、前には結構な人が私達を眺めているという超恥ずかしい空間のはずなのに、全く声もしないし、VR中の世界しか存在しないかのようです。

不思議ー。

唯一現実として感じられるのは、右手に握られた奥さんの手のぬくもりだけ…。きゃは。

個人的な問題点はこれ

画面はちょっと粗く、まだまだデジタルであることは否が応でも感じてしまいますが、このリアリティはとにかくすごい!

これでゲームなんかやっちゃったら、テレビでなんかできなくなっちゃうでしょうね。物足りなくて。

遊園地にだって行かなくて良くなっちゃうかも。

 

ただ、私は、

 
酔った。
 

多分3Dに弱いタイプだと思う…。

トナカイがソリを引くと、ちょっと振動があるでしょ。

それが本当に椅子が揺れていたのか、脳が画面から認識したのかは定かではありませんが、それで酔った…。

最後の方、

 
早く終わんないかな…
 

とか思っちゃったし。

 

えーどうしよう、こんな楽しそうなアイテムが合わないとしたら、未来の趣味の幅が狭まってしまうわ!

体験したのはよかったけど、新たに個人的な好みの問題があらわれてしまったのでした。

 

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