こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国人は仲間とのコミュニケーションを非常に活発に行います。
何かわからないことがあれば、調べるより先に知り合いの中の ”知っていそうな人” に聞きます。
例えばこんなように。
韓国人が友達に電話する理由
A<あれ?今週の木曜日って、授業何時からだっけ?そうだ、クラスメートのBちゃんに聞いてみよう!>
プルルルル…
B「もしもし?」
A「あ、Bちゃん?木曜日って授業何時からだっけ?」
B「木曜?えっと…9時からじゃないっけ?うーん、10時かなあ…。Cちゃんに聞いてみる!」
A「オッケー」
プルルルル…
C「もしもし」
B「あ、Cちゃん?…」
C「10時だよー」
B「わかったー」
プルルルル…
B「あ、Aちゃん?10時だって」
A「わかったー」
誰か時間割調べろよ!
と突っ込みたくなりますが、彼は時間割を調べるより電話するほうが楽だ、と思っているのです。
しかも、これでCちゃんが間違っている場合も多々あります…。
韓国人は彼氏彼女の動向を逐一知りたい
また、これが交際相手だった場合には更に頻度が増します。
仕事柄、大学生に会う機会が多いのですが、交際相手が外部にいる学生は結構な割合で、
休み時間ごとに通話をしています。
ひどいときには、ランチを食べながら通話しています。
一体何を話すのかたずねると、
「ご飯を食べたか」
「何を食べたか」
「今何をしているか」
「どんな気分か」
「今見ているテレビ番組の内容」
「次に会うまで何をするか」
…
……
うざ…
会社員同士はこんなことないでしょうけどね。
多分ドライなタイプの日本人なら、憤死するでしょう。
韓国における緊急性の低い電話の対応法
このように、一日に何十回と通話をする韓国人の ”電話をかける” というハードルは、日本人の私たちよりはるかに低いのです。
そのため、結構(どうでもいいことで)じゃんじゃん電話がかかってきます。
例えば
「○○って日本語で何ていうの?」
○○内が難しい単語ならまだわかりますが、アボジ(父)やウサン(傘)などの非常に簡単な単語の場合…
ググれよ!!
と言いたくなりますよね…。(遠い目)
しかし、ググるより私に電話するほうが楽だ、と思ってくれているほど近い存在なのだ、と心の声を飲み込みます。
また、友だちになった韓国人の、「今家に帰ってきたー」電話。
だから?
と言…わない!
「そうなんだー、私はまだ仕事ー」と言えるようになればコリアンマスター!
韓国ではいちいち丁寧に電話を切っていられない
とても頻繁に通話をするので、韓国では通話を終える際の別れの言葉がありません。
日本であれば
「では、失礼いたします。」
「はーい。どうも。」
「わかったー。じゃーね。」
「じゃあ、おやすみ。」
などなど、”これで切るんだな” という合図の言葉がありますね。
しかし、韓国の場合、
「アラッソヨー(わかったー)」
「ネー(はい)」
「…スムニダ(します)」
などなど、普通の会話とともに、ブチッと電話が切れてしまいます。
私も始めは、
何突然切ってんだよ!!!
と(若かったし←言い訳)怒り心頭でしたが、これは日本の常識で考えていたからに他なりません。
考えてもみてください、一日に何度も電話をしている相手に(もしくはそれぐらい近いと思っている相手に)、いちいち別れの言葉なんていっていられませんよね。
だって1時間後にまた電話するんだから。
そう考えると、ふーんこういうもんか、と受け入れられます。
ただ、終わりのタイミングくらいは知りたい!
実はですね、韓国人は終わりの合図を必ず電話口で発しているのです。
先ほどのセリフをもう一度再現してみましょう。
「アラッソヨー。んーーーー」
「ネー。んーーーー」
「…スムニダ。んーーーー」
聞こえました?
んーーーー
これが終わりの合図です!!
文字で表現するのは難しいですが、「そうかなあ?」と表現する際に出る感嘆詞、「んー?」を3倍くらいに伸ばし、低音から高音へと発音します。
最初は「んーーーって…」と思っていましたが、気づけば私も使ってる…。
夫との会話では韓国文化の理解者であるため問題がないですが、たまに帰国時に日本でやってしまうことも!
「は?!」と返され、恥ずかしさで顔が燃えあがりそうに…。
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