こんにちは!たびなすびのちかです。
突然ですが、
インド、台湾、ネパール、香港。
これらの国に、どのようなイメージをお持ちでしょうか、
気候的に。
暖かそう、もしくは、暑そう…。
そう思いませんか?
実際に一年の大半は温度が高く、うだるような暑さになります。
しかし、こちらが油断している間に、やってくるのですよ、
冬が。
中途半端な寒さが一番キツイ
インドとネパールを訪れたのは、日本の真冬に当たる1月~2月。
香港の冬も経験したし、台湾には2年間住んでいました。
とにかく、これらの国は中途半端に寒いんです。
気温的にはさほどでもないですが(5~10℃前後)、基本的に暑い国なので、
生活仕様が夏。
台湾生活の記事にも書きましたが、とにかく夏の暑さが厳しいため、熱気を逃がし、空気を冷やす工夫があちこちの施されています。
全面タイルの床、ぬるすぎる温水シャワー、見かけない暖房器具、心もとない薄っぺらい布団…
それが短い冬の時期には凶器となって私たちに襲い掛かってくるのです…。
インドの冬に突然渡された銀色の布団
暖かい毛布や、すぐれた防寒用品を持っていけば一件落着。なのですが、
私は、体質的に7キロ以上の荷物を背負うととたんに動かなくなってしまいます。
すぐれた防寒用品は高い
⇒ 少しでも安いものを探す
⇒ 安かろう、重かろう
⇒ 荷物も重かろう
⇒ 一歩も動かない私
⇒ 夫が荷物持ち
⇒ じゃあ防寒具を持っていかない
⇒ 妻寒いと騒ぐ
⇒ うざい
上記の式をすばやく計算した夫から渡されたのが、
銀色の布団大のアルミホイル
「これで重くない、騒がない。全て解決だよ。」
夫の脳内を知らない私は、どういう経緯でこれが渡されたのかわからないまま、バックパックにしまいこみました。
タージマハルの寒い夜
インド旅行において、一番冷え込んだ都市は世界遺産「タージマハル」を有するアグラです。
夜の気温は、なんと
0℃。
インドのくせに…インドのくせに…(思い込み)
ゲストハウスは「屋上からのタージマハルが絶景!」という触れ込みでしたが、前方
100本くらい絡まってる電線しか見えない。
その奥にタージマハルはあるんですけどね。見えやしないよ。
あれほど念を押して確認したホットシャワーは、
滝打ちの修行だった。
だろうと思った。
「よし(夫)、もう疲れたよ…」
とフランダースの犬のネロのような弱音を吐いてしまった私。
すると、
「ちか!こんなときこそ!これだよ!」
とあのアルミホイル布団を取り出しました。
「これはね、震災でも大活躍した防災グッズで、自分の熱を逃がさず閉じ込めてくれるから自然暖房器具なんだよ!今日使ってみようか。」
まんまるな顔にニコニコした笑顔で、熱心に商品を説明する夫…
ドラえもんかな?
私疲れてるんだ…。そうとしか思えない。
「ドラえもん、じゃあどうやって使うの?」
とつい聞いてみると、
「ドラえもんじゃねえし!」
といいながら、宿から一枚しかもらえなかったインド毛布とシーツの間にアルミシートをかけました。
アルミシートの使い方は勘違いしやすい
「へえー、こんなんでこの凍えが解消されるのかねえ」
と半信半疑ながら、アルミシートとシーツの間にもぐりこみました。
「ちがう!」
と声を荒げる夫。
私「なによ」
夫「ちがう!そこじゃない、アルミシートの上に寝るの。」
私「ええ!それじゃあ、断熱じゃないじゃん!」
夫「いいから、はやく移動して。」
ドラえもんが頑ななので、渋々シートの上に寝っころがりました。
即効性はないので始めはよくわかりませんでしたが、そのまますぐに眠りに落ち、結局外気温0℃の中、毛布一枚でぐっすり眠ることができました!
ドラえもんによると、
「身体からの熱は下に行きやすいから、身体の下を断熱したほうがあたたかいんだよ~」
とのこと。
確かに非常に効果的。
ただ、じかにシートだと寝心地がよくないので、2日目からはシートの中に敷きました。寝心地度はアップ、暖かさは変わらずです。
このアルミシート、軽いのでインド旅行以来バックパックに入れっぱなし。空港、機内、雨の日の野外など、用途も幅広い。
断熱アルミシートを使用して寝る際には、是非敷いて使ってくださいね!
↓持っていったのは毛布タイプ!冬のインド&ネパールの必需品です。
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