こんにちは!たびなすびのちかです。
自然がまだ手付かずのまま残っているラオス。
ラオスの二大有名都市といえば、首都ビエンチャンと世界遺産都市ルアンパバーン。
ビエンチャンは首都として開発真っ只中にあり人口も増え続け、ルアンパバーンは魅力的な古都を見ようと観光客でいっぱい。
そんなメジャースポットを差し置いてもおすすめしたいのが、二都市の間にある小さな町、
バンビエン
絶対に行ってほしい!
川下りだけじゃない!アドベンチャー体験
バンビエンといえば、町の中心にナムソン川が流れており、その上流から浮き輪に乗って「セルフ川下り(チュービング)」が体験できることで有名です。
2時間の行程で半分を過ぎたあたりから寒さと戦うことになったり、欧米人の酔っ払いっぷりに引いたりしましたが、中国の桂林とも似た絶景を眺めながらのドンブラコ体験はなかなか楽しいものでした。
しかし、アクティビティ天国であるバンビエンの実力はこれだけではないのです!
「寒い…、寒い…」
水に2時間以上も浸かり心底冷え切った心と身体を表現するため、カフェでコーヒーを飲みながらブツブツと念仏のように唱えていた私。
夫にも、
「わかったから、そろそろ心の中だけで唱えてくれる?!」
と怒られたほど。
そんな私の念仏に気づいたらしい男性が、
「あれ?川下りいったの?」
と超ラフな感じで日本語で話しかけてきました。
「あ、はい…」
と声のほうを見ると、現地のラオス人が立っていました。
と思ったら日本人でした。
えええ!日本人!?
どうみてもラオスの田舎のタクシーの運転手かなんかじゃないんですか、といった風貌なのです。
聞けばなんとバンビエンでお店をやっている日本の方だそうで、この自然に見せられ奥様(日本人)と住んでいるのだとか。
バンビエンの暮らしは不便を受け入れているのでなかなか楽しいそうで、観光客も多いためビジネスも軌道に乗っているとのこと。
なんとまあ面白そうなんでしょう。
ユニークな人生を送っている人と出会うと、元気が出ますね!
私たちもどんどんユニーク路線で行こう!と夫に話すと、ユニーク路線じゃなくてドジ路線じゃないの、などと言い返され少し気分を害しました。
運ちゃん(仮名)によると、町の反対側のつり橋を渡ったところが山へと続く道になっており、その途中にブルーラグーンと呼ばれる池と洞窟があるそうで、なかなか楽しめるそう。ただ、ここからはちょっと距離があるため、自転車かバイクでいったほうがいいよ、と。
運「あ、それから住民が違う池を『ブルーラグーン』って看板だしてトラップしかけてるから注意して見極めてね」
私「トラップ!そんなのリアルアドベンチャーワールドじゃないですか!」
運「そうそう、チップ狙いで自分ちの池とか案内しちゃうからさー」
私「では、見極めはどのように…?」
運「本物っぽいから、本物は。」
私「!」
果たして私たちに見分けられるのか!?
看板で本物かはわからない
怠け者体質の私たち夫婦は、徒歩、自転車、バイクの中から迷わずバイクを選択。
二人乗りOKなので、1台をレンタル(1日40000キップ≒600円)しました。
「じゃあ、私が運転ね~」
とハンドルを持ちながらふざけて言ったところ、
「そういうのいいから、早くどいて」
と冷静に返されました。
ユニークじゃないね!
後部座席に乗り、いざレッツゴー!
まずは看板を探します。
15分ほど走ったところに『ブルーラグーンここです』というボロボロの看板を発見。
ボロボロで偽っぽいけどラオスの基準がわからない…。
「バイクだし、一旦入ってみよう」と看板の指すほうへと進んでいくと、あった!
暗い沼地が。
これは違う…。ブラウンラグーンだ…。
するとブラウンラグーンのおかみさんがどこからか出てきて、「入るなら10000キップ(≒150円)だよ」と。
ブラウンには入りたくないよ。さようなら。
踵を返し、さらに10分ほど行くと、またもや黄色いボロボロの看板が。
『ブルーラグーンここ右折』
夫「これも偽だよね」
私「うん、偽だね。ブルーラグーンなのに黄色ってね。」
夫「ほんとほんと」
偽と確信した私たちはこの看板を通り過ぎ、更に奥へと進んでいきました。
…しかし、それから10分、20分走っても一向にブルーラグーンが見つからないばかりか、看板さえも見当たりません。
私「これまさか…」
夫「黄色の看板!」
私「トラップのトラップだっ」←どういう意味
これ以上奥に入っても見つからないと踏み、Uターンして先ほどの黄色い看板を目指すことにしました。
戻ること20分、ついさっきみた黄色い看板のとおり道を曲がり、しばらく行くと、
青いーーー!
黄色い看板塗り直せ
どこをどう見てもブルーラグーンでしょう!
入場料はブラウンラグーンと同じ10000キップ(≒150円)。
ブラウンは強気の値段設定ですね。
無駄に土ぼこりをかぶりながら道をいったりきたりしたため、早速ラグーンに入水し汚れを落とします。
ターザン風ロープで遊ぶ若者たち。
空中で回転したり、頭から飛び込んだりとなかなかアクティブです。
その様子を横目に水に浸かり汚れを落とす私の姿は、まさに温泉に浸かるOBAさんでした…。