マレーシア生活

【匂いは玉ねぎ?】ドリアン初挑戦 in 名産地ペナン島!【美味しいとは言えなかった】

こんにちは!たびなすびのちかです。

ドリアン…

果物の王様とか言われてるけど、これまでの人生であまり関わりのなかった彼。

吊るされているドリアン

だけど最近、

 

ホワン…、ホワホワン…(匂い)

 

日本のコンビニレベルで遭遇するんです、

 
ペナン島に住んでるもので。
 

マレーシアは常夏の南国ですからね、そういったトロピカル系がいっぱい。

対極の女王と呼ばれるマンゴスチンもたらふく食べてるし、マンゴー、パパイヤ、ランブータンとかね、よく買ってる。

美味しい!

 

…なのに、なぜかドリアンには全く手が伸びない不思議。

 

色んな意見を聞きますからね、彼に関しては。

「匂いは地獄、味は天国」

「罰ゲームでも食べたくない」

「ドリアン食べるためにペナンに里帰りしてるようなもん」

とか賛否両論の極みみたいに!

 

まあでもホワホワン…の匂いで「別に無理に食べなくても良い」と判断したので、うまくかわして一年が過ぎていったのですが…。

 

マレーシアではペナン島がドリアンの名産地

ある日のこと。

友人と夕食会。

 

友「ところでちか達さー、ドリアン食べたことあるの?」

私「あ、よし(夫)はちょっとあるけど、私はない」

友「えええ!!!ペナンに住んでてそれは無い!!」

私「いや、ある。あんま気が乗らないし。」

友「ええええ!ちか、ペナンのブログ書いてんのにドリアン食べないとか無い!!」

私「…」

友「ペナンってドリアンの名産地だよ!食べるべき!」

私「ええ…、でもな…自ら全然手が出ないんだよ…」

友「じゃあ、どうやったら食べるわけ?」

私「んー、無理やりテーブルに座らされて、『はい!』って目の前に出されたら食べるかな」

友「まじかー、オーケー!!!じゃあ、

 
俺ドリアンツアーに連れてくから、来週!」
 

私「強引!」

友「それが望んでることでしょ!」

私「確かに…」

 

という神の思し召し(ノリの良い友人のおかげ)で、ドリアンツアーに行くことになったのです…。

 

全然気乗りしませんでしたが、結果、友人には感謝ですよ。

相手が乗り気じゃないイベントを「新しい体験だぜイエイ!」とノリノリで車まで出して連れてってくれたのですから…。

(しかも今年5回目とか言ってた…)

 

ペナンで美味しいドリアンが食べられる場所

今回友人が連れて行ってくれたのが、バリプラウ(島の西側)の道路沿いにあるお店。

屋台みたいな感じ。

ペナン島ドリアンファームのおじさん

トロピカルフルーツファームの看板があったから、その近くかな?

友達が店主のおじさんの電話番号を持っていて、今日やってる?とか聞くらしい。(雨がひどいと店を閉めたりするから)

 

友達は「ペナンではここが一番!」と言ってたけど、人それぞれ行きつけのお店があるみたいです。

ここまで行かなくても、旬の時期にはペナン島中のいたるところに簡易ドリアン屋台ができ、どこでも手に入れることが可能。

ただ、タクシーやバス、ホテルは持ち込み禁止だったり、そうじゃなくても嫌がられたりするので、自分の車や家じゃない場合はその場で食べちゃったほうがいいでしょう…。

すました顔で乗ろうとしても、

 

「…ドリアン持ってるでしょう!?」

 

一瞬でバレる。

皆匂いで分かるって!

 

※旬は5〜7月とか言われるが、その年によって長くなったり短くなったりする。私達が訪れたのは6月末。

 

その日のドリアンの注文方法

とうとう着いてしまった…。ドリアン屋台に…。

当たり前なんですけど、本当にドリアンしか無いわ、この屋台。

 

ペナン島のドリアンファーム

友「今日は思う存分食べようぜ!!!」

私「イエーーーイ!」

 

張り切る友人を見て、なんか私も楽しくなってきた!

(グループ構成は、私達夫婦、友人夫婦、友人Bの5人)

 

友人の奥さん曰く、「銘柄を指定するより、今日のおすすめを聞いて食べたほうが良い」とのこと。

で、来たよ。おすすめドリアン!!

 

ドリアンの匂いは玉ねぎのような…?

私「ほう…」

友「いいか、ちか。ドリアンはフルーツだと思うな、

 
サラダの玉ねぎだと思えっ」
 

私「…たま…ねぎ?」

奥「じゃ、はい、食べて。これはCentiped(ドリアンの種類)」

 

目の前に差し出され、口に入れなきゃならない状態にっ!

覚悟を決めて、パクっ…。

 

 
玉ねぎーーーーー!!!
 

マジで玉ねぎだわ。

いろんな例えを聞いてきたけど、もはや生の玉ねぎにしか感じられない。

 

私「ほんとだ!玉ねぎだ!」

奥「でしょー、どう?」

私「…思ってたより食べられる、玉ねぎ味の準備してたから」

友「美味しい?」

私「…まずくはない。」

奥「じゃあ、次!Kunyit、はい!」

ドリアンの中身@ペナン島

またも差し出された、ドリアン…。

 

パクっ。

 

玉ねぎ…

 

奥「次!Conpu、はい!」

 

Oh、強めの玉ねぎ臭…

 

私「なんか玉ねぎ臭で頭痛くなってきたわ。もういいかな…」

夫「最初はまあ大丈夫かと思ったけど、塊3つも食べ続けるともうヤバくなってきた」

私「だよね、私なんて飲み込めなくなってきたよ。」

夫「いや、もう十分…」

 

ところが!!

 

「ドリアンうまいわー」

バクバク

 

友人Bがドリアンにドハマリ。

 

奥「じゃあ、もう一種類だけ食べる?」

 

B「もちろん!!」

夫&私「もういい!!」

↑ほぼ同時、そしてBの意見採用

 

奥「じゃあ今日の最後!604、

 
はい、ちかの分!」
 

ガーン、いらないいらないいらない…

友人の奥さん、私へのワンコドリアンがすごい。

でも、きっとそれも彼女なりのおもてなし…。

 

奥「はい!」←もう口の真ん前

 

パクっ…

 

食べたーーーーーー

 

偉い私。褒めたい。

 

飲み込めない…

でもここで吐き出すわけには行かない、ああ、涙出てきた…

でもこれがラストドリアン、頑張れ私、

 

ゴクリ…

 
飲 ん だ
 

そして、ドリアンツアーが幕を閉じたのであった…

 

ドリアンは美味しいのかまずいのか

この日食べたドリアンは、

  • Centiped
  • Kunyit
  • Conpu
  • 604

の四種類。

いろいろな種類のドリアン

5人でドリアン四個、一人あたり約1個弱。

…多くない?

私頑張ったよね?

 

最後の方は玉ねぎ臭で倒れそうになりながらも、友人夫婦と友人Bがドリアン大好きなので、頑張って大否定はしないように…。

私には種類の違いは、味の濃さに感じられました。

濃さっていうか、玉ねぎがディープに発酵してるか、ソフトに発酵してるか、その違いみたいな。(例えです)

 

一番最初のCentipedと604が、食べやすかったかな。

ねっとり系はちょっと無理。

 

他の友人にも聞いてみたら、高価なものほど味が強いから、初心者はわざわざ高いの食べないほうがいいと言ってた。

 

ドリアンの価格

4種=4個丸ごとで、105リンギット(約2800円)でした!

マレーシアの物価で考えれば結構高価なフルーツだけど、ペナン外からくるとお得なんだって!

 

ドリアン食後はビールと飲んじゃダメらしい

都市伝説だよーという人もいますが、ドリアンはアルコールと胃の中で混ざると発酵するので、食べた当日のお酒はやめたほうがいいです。

普段は呑気なマレーシア人だけど、誰に聞いても、「絶対やめたほうがいい」と真顔で言ってたので信用します。

 

たまに、

「死ぬよ…」

という人もいるので、試してみるとかそういう気持ちにはまるでなれない!

 

やめましょう!!

 

再びドリアンを食べたいかと言われたら

進んでは食べたくないかなー。

一欠片なら食べられなくはない、でもうーん、って感じ。

「うわ!見るのも嗅ぐのも嫌!」

ってほどじゃないですが、人生になくても全然構わないかもね。

 

ちょっと似てる気持ちとしては、薬味とかってちょっと食べればいいじゃない?

でもボウル山盛りだと気持ち悪くなったりするものもありますね。その気持に似てる。

まあ、薬味ほど好きじゃないけど。

 

ただ、旬の時期はペナンのあちこちに「ドリアン食べ放題!」というのぼりも出てるのでね、好きな人はボウル何倍でもイケるんでしょうね。

すごい…。

 

ということで、ドリアン初体験をさせてくれた友人夫婦に大感謝ということは、偽りない事実です!

 

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