インドでぼったくり被害に遭ったら一般インド人に助けを求めよ!

      2016/10/20

こんにちは!たびなすびの千佳です。

インドといえばぼったくり、ぼったくりといえばインド。

インド人はみんな嘘つきと思え!という暴論を吐く人までいるほどです。

きっとインドで相当なひどい目にあったのでしょう。

 

わかります。

 

あの場所に身をおくと、これから何か起こるんだろうな、としか思えません。

しかし、私はここではっきりと言っておきたい!

一般のインド人は観光客の味方だということを。

観光ビジネスインド人はとにかくボる

観光客としてインドに行くと、私たちから少しでも多くインセンティブをせしめようと、ひっきりなしにあやしいインド人が近づいてきます。

 

ガイド

アクセサリー屋

マッサージ屋

各種リキシャ運転手

各種勧誘

各種仙人

各種とうせんぼ

 

など、散歩もまともにできないほど次から次へとやってきます。

 

毎日何十人もの彼らたちを断り続けていると、その作業にも飽きてきて魔が差し、比較的誠実そうなヤツにつかまり、またボられるという繰り返しです。

その結果、「何だよ、どいつもこいつも結局うそつきじゃんかーー!!」という思考回路の対インド暴言マシーンに変身してしまうのです。

ローカル食堂で3倍の値段をとられる

ビビりで家族に名をはせている私は、インド旅行前に「地球の歩き方インド版」の「注意事項」をくまなく読破。

インド版は「歩き方」シリーズの中でも内容が異彩を放っており、とにかく「気をつけろ!」「気をつけて!」「気を抜かない!」など注意書きのオンパレード。

有名観光地は「それを利用した○○があるので関わらないように!」と必ず詐欺とセットなのです。

「歩き方インド版」を隅々まで目を通してしまった私には、降り立った瞬間から、

 

全身疑心暗鬼

 

その甲斐あって、空港内での両替所でインド紙幣が一枚足りないことを目ざとく見つけたのでした。

ニヤリと笑う空港職員。にゃろー

 

ある日、インド東部の町コルカタで、アルファベットが一文字も無い穴倉のような食堂を見つけました。

すると夫が「おいしそうだから、入ってみよう」と。

穴倉のどこがおいしそうなのか、お客もなかなかディープなインド人しかいないじゃないか…、と全く気が進みませんでしたが、決断した夫は誰にも止められません。

もし拒否したら「じゃあ千佳は外で待ってて、俺は食べるから。」といわれ、私は一人店の外で何人かのインド人に囲まれながら佇むはめになります。

 

店に入り、きれいなのかそもそも何色なのかもわからないテーブルに着き、注文をします。

当然英語など通じませんし、メニューは点と線がぐねぐね組み合わさった文字なので読めません。

「あれとあれ」と両隣にいたインド人が食べていたカレーを指差しました。

Photography by YOSHI

Photography by YOSHI

 

すると、奥にいた太っちょの老人が英語でおもむろに話しかけてきました。

どこからきたのか、とかそういった普通の世間話です。

注文したカレーが来て、早速食べようとすると、その老人がカレーについて説明しはじめました。

 

「これはカレーで、これはチーズで、これはチキンだ」

 

などと、見ればわかることを大声で話しとてもうるさい。

「わかったから、もうあっちいってください」といい、食い下がる彼を尻目にカレーを流し込む私たち。

これがなかなか美味しい。小汚い店内だけど、味はよかった。

あとは明日お腹の調子が悪くならなければいいね。

 

そんなことを話し満腹になったのでお会計。

私はインドに対して100%疑心暗鬼ですから、カレーを食べながらも隣の客がお金を払う場面をしっかりと見るマルチタスクをしており、大体の価格を予想していました。

彼が払ったのは50ルピー(約80円)、二人分にちょっと上乗せされても200ルピーはいかないだろうと思い、店員に200ルピー札を差し出すと、

 

「全然足りない!500ルピーだと店員は言っている」

 

とメタボ老人が英語で叫びました。

 

500ルピーって約900円ですよ。

なんでこんな薄汚いコルカタのローカル食堂が吉野家より高いんじゃい!

反論しましたが、メタボ全くひるまず、この状況に嫌気がさした夫が

「もう払って忘れよう、ここでごねても時間の無駄」と店員に500ルピー払って店を出て行ってしまいました。

救世主あらわる

あきらめ切れない私は店の入り口で店員をにらみつけていると、店員がメタボに200ルピー払っているではありませんか!

あのメタボ、「俺が英語で通訳してやるからマージンよこせ」と口裏を合わせていたに違いない。

あんなカレーの説明で200ルピーも取られたなんてくやしい!

 

とうとう怒りが爆発し、

 

「ちょっと、メタボじいさんが原因で値段が跳ね上がったんだね!おい、メタボ!200ルピー返しなさいよ、あんたの英語に200ルピーの価値もないんだよ!店員もそんなのにだまされて店の評判落としてるんじゃないよ!!!インド人まったくひどいもんだ!」

 

と店の外から我を忘れて日本語でまくし立てました。

Photography by YOSHI

Photography by YOSHI

 

そしてはっと気づくと、

 

道でインド人20人以上に取り囲まれてる!

 

通行人のおじさんから「お嬢さん、何があったんだい一体」と聞かれ、落ち着いている夫が彼らに事情を説明。

 

「なんてこった!また悪いインド人が外国人にそんなことを!ちょっとまってな!」

 

と伝言ゲームのように事の成り行きが隣の人に伝えられ、「○×△☆♯♭○□△☆※!!」と20人が店に向かってみんなでなにやら抗議。

メタボじいさんも果敢に応戦していますが、あまりの人数にちょっと押され気味です。

 

あまりの出来事に目が点になりながら夫と事の成り行きを見守っていると、店のほうから人々の頭上をつたい、何かが手渡しされながら私たちのほうへ近づいてきます。

それは、なんと、

 

100ルピー札!!

 

更につたって来たのが、

 

50ルピー札!!

 

そして通行人だったおじさんたちは、

 

「日本人、これ以上はもう無理だ…」

「本当に申し訳ないねえ、俺たちが力不足で」

「インドを嫌いにならないでくれよ」

 

と心底申し訳なさそうな顔で私たちに謝るのです。

 

これ、夢!?

 

「本当にありがとうございました!」と感動しながら夫婦で頭を下げると、最終的に30人以上となった人だかりがある人はニコニコしながら、またある人は夫の肩を叩きながらてんでバラバラに去っていきました。

 

インド、面白すぎ!

 

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