マレーシア暮らし

マレーシア・ペナン移住半年の感想!韓国生活との違いと心の変化

こんにちは!たびなすびのちかです。

今年の3月初めにマレーシアのペナン島に引っ越して、昨日でちょうど半年が経ちました!

私は「もう半年か!」 夫は「まだ半年か!」

そんな感じの私たちですが、最近ようやく生活が落ち着いてきて、私自身は6ヶ月という時間があっという間に感じられました。一方、夫はペナンの生活にすっかり馴染み、一年くらい住んでいるような感覚だそうです。

3月にペナンに到着したものの、最初の1ヶ月は部屋探しに費やし、定住する家に住み始めたのは4月。その後もビザランやロングステイビザ(MM2H)の準備で忙しい日々を送りましたが、7月初めに無事ビザを取得!やっとペナン生活を満喫できるようになりました。

ここ2ヶ月ほどで、ようやく生活スタイルが定まってきた感じです。今回はそんな半年間の感想をお届けします!


半年住んでみての感想

まず、大前提として…

✿ 職場がない(フリーランス)
✿ 日本から直接来ていない
(海外生活15年、直近は韓国・釜山)

✿ 居住国は夫婦それぞれ5〜6カ国目
✿ 根っからの旅好き

・・・という特徴を持つ私たちの感想です。同じ日本人でも感じ方は全く違うかもしれませんが、ひとつの参考としてお楽しみください!

住まい

結論から言うと・・・最高です。

Quayside, Penang


これ以外に言葉がありません。ペナンでは住まいにこだわったので、お値段は少々高めですが、それでも都心のワンルーム程度の価格で、明るく広々とした家に住むことができています。セキュリティや設備も充実していて、プールやジム付きのコンドミニアムはまさに天国。

韓国では築40年の視界ゼロ物件で暮らし、不動産トラブルに疲弊していた私たちにとって、この明るい住まいは夢そのもの!

韓国で住んでいた築40年のアパート

 

食生活

和食が驚くほど手に入りやすいことに感動しました。韓国では日本人向けのお店が少なく、日本食材も見つけるのが大変でしたが、ペナンではその点がまるで違います。日本人が多く住んでいるおかげで、和食店や日本食材の入手も非常にスムーズです。

ローカルフードも多種多様で、いろいろ試しながらお気に入りを見つけるのが楽しみ。最初は自炊を頑張っていましたが、最近は外食やデリバリーを活用することが増えました。結局、自分は料理がそこまで好きじゃないと再確認する結果に…(笑)。

戦闘態勢からの解放

韓国ドラマとか見たことありませんか?怒鳴りあいの場面・・・あるでしょ。

多分言葉の特徴なんだと思いますけど、例えば注意するときとか、声をかける時にワンクッションがなかったりするんです。「あの〜、ここに立つと人が通れないんで・・・」と言ってほしいところを、「ヤー!何でここに立ってんだ!!どけろ!!!」みたいな。第一声が(大体おじさんですけど)。

怖いですし、言われた方も気分が悪くなっちゃうから、「そんな怒鳴ることないだろ!」と応戦し、言い合いが起こる・・・と。一日最低5回はこんなシーンに出遭う。だから韓国にいたときは、韓国ドラマ観たくなかったの、リアルとドラマとで疲れちゃうから。

一方のマレーシア。私がちょっと邪魔なところに立ってたりすると、「ソーリー(ニコッ)」って!天使かよ・・・・しかも、おじさんでも。

ペナンならではのゆるさ

韓国と比べてペナンは、本当にのんびりしています。韓国では「パリパリ(早く早く)」が合言葉のように、何でもスピーディーに進みますが、それがプレッシャーでもありました。ペナンでは急かされることがほとんどなく、焦らされる日常から解放されました。

韓国は子どものころから大人に「パリパリ!!(はやく、はやく!)」と言われているので、何でも早くできることが良いことだ、とされています。ですので、韓国人に仕事などを依頼すると、とにかくスピーディー!それなりの納得クオリティで、本当にすぐやってくれます。

外食も5分と待たずにおかずが出てくるし、ネット接続なんかもお願いすれば即日完了、銀行のカードも即日発行!10分も待たされれば、「大変お待たせして申し訳ありません!」と平謝り…。

それはいいんですが、これが自分に振りかかるとまあ大変!レジでもたもたしてたら、後ろの人からショッピングカート圧なんか押されてる・・・すごいプレッシャーなんです。

職場でも夕方に「ちょっと、お話があります」と呼び出され、「明日の朝までにやってほしい」とか、締め切り半日の仕事が突然舞い込んできたりします。

もうね、常に急かされている感じです。多分、「韓国人にパワーを感じる!」という所以はこのあたりじゃないですかね、とにかく、行動が早い、そして、声も大きい。更に男性だとほぼ全員軍隊に行っていて儒教国家ですから、国全体が体育会系の極地ですし。

例えば、宅配便ひとつを取っても違いが明らか。

韓国に住んでいたときは、インターホンを押した直後に、「ドンドンドンドン!!!!」ドアを叩きまくる…。そして、「宅配便でーす!!いますか?いますか?いません?」

突然の訪問と音に焦って素早くドアを開けると、帰ろうとする宅配おじさん。

私「待ってくださいよ!すぐ出たじゃないですか!」

宅「じゃあ返事してくださいよ!」

私「しましたよ!」

宅「聞こえなかったですよ!」

みたいな。

本当に疲れるんです。

韓国ではインターホンを押した瞬間、ドアをドンドン叩かれることも多かったので、玄関まで「はい、はい!います!!!」と大声を出しながら、ダッシュで突進する勢いでしたが、ペナンでは「ハロー(ニコニコ)」と穏やかに届けてくれるので、ます。この心のゆとりが、生活全体を明るくしてくれます。

一方のマレーシア。

十数年の韓国生活で、宅配のインターホンがなると(早く早く!急がなきゃ帰ってしまう)とドキドキしてしまう私…。

私「Coming!!」

と、韓国にいたときの習慣で・・・大声を出しながら、玄関に突進。

宅「ハロー(ニコニコニコニコ)」

あっ、ここはマレーシアだった。必死の形相(韓国親父に対抗するための顔)をスマイルに直すのであった。マレーシアはのんびり!とかよく聞きますが、急かされるよりは精神衛生上100倍良いよ。

仕事上だとまた違うんでしょうが、日常生活レベルなら穏やかにすごせます!


自分らしい生活ができるペナン

ペナンには日本人が多い、というのも印象的。以前住んでいた釜山はあんなに日本から近いのに、観光客じゃない日本人はあまりいない。

それもあって、特に思うのが、ペナンでは日本人らしい日本人が結構多いってことかな。多分駐在さんとか多いからかもしれませんが、現地化しなくてもやっていけるからかな?

またまた比較に出して申し訳ないですが、韓国の場合、多少現地化しないと生活がかなり大変です。大多数は韓国人で韓国語喋って韓国語で書いてあって韓国文化バリバリなので、「日本と変わらない生活をしながら、韓国文化にもちょっとは触れて〜♪」、ちょっと・・・とか、無理です。全力で降り掛かってきます。

前述したように、トラブルとか急な巻き込まれみたいなのが頻繁にあるので、ある程度対抗できるようじゃないとかなり不愉快な思いをしてしまいます。そのため、韓国に住んでいる日本人は戦闘能力が高くなり、確実に強くなります。年々強くなる。強い相手に触れれば触れるほど強くなる。サイヤ人みたいに。

特に女性の場合は儒教のあれで大変な立場に追いやられることもあるので、もっと強くなります。しょうがない。諦めろ。だから、ちょっと柔らかい雰囲気とか察する話し方とかを忘れがちです。わ・た・し・も。

なので、ペナンで超日本人っぽい奥様とか見ると、「きれい・・・」と憧れの目で見てしまう。真っ黒な日焼けの半袖短パンでさ!!韓国がどれだけ刺激的だったことが・・・いま、改めて実感しています。

ということで、半年振り返り記事がなんか韓国特集みたいになっちゃいましたけど、戦闘態勢国家に住んでいる方!マレーシアに来れば、心が真逆になりますよ。一年たったら私も「おほほほ」とか言ってるはずだ!笑顔大事…。

ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?

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