こんにちは!たびなすびのちかです。
海外在住者が一時帰国すると、母語である日本語に溢れた空間に、日本に帰ってきたんだと実感します。
成田空港のアナウンスから始まり、周りから聞こえてくる話し声もほぼ日本語。大好きな和食は日本語メニューだし、掲示板もまず日本語から。
外国語オンチの私には涙がちょちょぎれるほどありがたい瞬間です。
日本語のPOPはダイレクトに心に突き刺さる
海外に住んでいると、その国のデパートやスーパーに行っても、言語が母語ではないためいくら宣伝文句が強烈に目の前にあろうとも、全然心に響きません。
外国語の場合、頭脳が対応しなければ、ふと入ってきた文字は模様としてしか認識していないようです。
ところが日本に上陸したとたん、
「これであなたも-20歳肌!とりもどせ青春」とか、
「あなただけの唇じゃない!プルプルになろう」とか、
「今だけ限定!コク旨ビールキンキンに冷えてます」とか、
まいなすにじゅっさい…
ぷるぷるくちびる…
きんきんびーる…
誘惑が多すぎておうちに帰れない!
これが例えば、
「이것으로 당신도—20세 피부!되찾고 싶은 청춘!!」とか、
「Não é um lábio só para você e ficará rechonchudo!!」とか、
「จำกัด เพียงแค่ ในขณะนี้! เรา เย็น เพื่อผล เต็มรูปแบบฉกรรจ์ เบียร์ Kin Kin!!」とか、
じゃ、全然心に響きませんよね?(一部外国語精通者は除く)
若干最後のKinKinは気になっちゃいますけどね…。
※グーグル翻訳使用
このように毎分毎秒、誘惑と戦うのが一時帰国なのです。
いつもの癖で大声で失礼発言
さらにやっちゃうのが、
すぐそばの人について大声で噂話をする。
ということ。
例えばエスカレーターに乗っているときに、すぐ前に立っている人を見て、
「あ、この人のストッキング伝線してるー」
と雑談と同じレベルの声量で発言。
「ここ日本だから!」という同行者の言葉にはっと気づくのです。
外国だと周りは日本語がわからないだろうと、そばにいようが堂々と思ったことを口に出しているので、日本でも意識しないと知らない人に失言連発です。
ストッキングぐらいなら彼女もデート前かもしれませんし、役にたったと言えなくもありません。
しかし実際には、ストッキングレベルを遥かにしのぐ暴言妄言をバンバン言っているので絶対に気をつけなければなりません。
ただ、うっかり口に出してしまった場合は、「多分今の人は外国人観光客で日本語がわからないだろう」ということで、気持ちの整理をつけています。
とかなんとかいいながら失言年数10年を過ぎ、さらにオバサンゾーンに入ってきているので、今後は直接国籍問わず「あなた!ストッキング伝線してるわよ!」と話しかけかねません。
自分で自分をコントロールできるかどうか…。
過去に突然そばで噂された気がする人、ごめんなさい!
それ、私!