こんにちは!たびなすびのちかです。
ペナン生活で私たちに車の購入を思いとどまらせている、超便利配車サービス『Grab』。
あれほど運転大好き!だった夫も、ここ最近会った家族・旧友たちに、
「ちょっと痩せた…?」
「なんかスマートになった気が…」
なんて言葉をかけられることが頻発したため、
「なんか俺…もう車なくてもいいかも…」
と気をよくしています。
自家用車の代わりにGrab!と言ってますが、このサービスは目的地が決まっている場合にのみ呼ぶものなので、ドライブがてら寄り道〜!なんてことはできません。
車を所有しているよりは、どうしても散策がてら歩くことが多くなるので自然と痩せたのでしょう!
※とはいえ、「車いらないかも」発言は今だけの可能性もあり。(信念弱い系)
日本の田舎にこそUberとかGrabみたいな配車サービスができればいいのに!
ドライバーさんのバックグラウンドは十人十色
Grabトライバーは、登録すれば自分で働く時間帯を決められる完全フリーランス。
本業を持っていて、
「出勤前にランチ代稼いでるの!」
という人もいれば、
「食堂やってるから、朝の仕入れが終わったら奥さんに任せて俺はGrabさ!」
なんて人、
「最近子どもが生まれたから、夜中にGrabでミルク代稼いでるんだー」
ってパパもいたりして、本当にバックグラウンドは様々。
一方、フルタイム組も結構多いです。
本業より稼げちゃったからGrab一本に絞ったり、タクシーから移ってきたりしている人もちらほら。
今回のドライバーさんはフルタイム!
今回のドライバーさんは、マレー系男性。
フルタイムでGrabドライバーをしているそうです。
私「へええ、一日何人くらいお客さん乗せるの?」
運「うーん、少なくて20人、多いと40人くらいかな。」
私達の一回平均利用額が8リンギット位(約200円)なので、一日160〜320リンギット(4000〜8000円)。
Grabは20%の手数料をとるそうなので、手取りは3000〜6000円ちょい。
※計算は大まかです。
結構いいな!
マレーシア人の世帯収入の平均は首都のKLが突出しているものの、ペナンあたりだと約6000リンギット(約15万円)くらいだとか。
個人の収入ではなく、あくまでも世帯収入なので両親共働きで合わせたもの、もしくは成人した子どもも含めたもの。
地元の中華系に聞いたら、平均月収は3000リンギットくらいだそう。
ってことは20日ドライバーとして働いたら、2500〜5000リンギット稼げちゃう!
中華系にビジネス分野では押されまくってるマレー系
マレーシアは民族によって収入に格差があるらしく、断トツ裕福なのは、中華系だとか!
マレーシア全体で「ブミプトラ政策」というマレー系優遇政策をとっているので、中華系は国を頼ることはほぼ考えず、自分たちで頑張る!!と奮起した結果、ビジネス分野で活躍が著しいです。
まあ、元々商才はあるのでしょうね。
私達が会った5〜6人の不動産エージェントも全員中華系だったし、同じコンドミニアムに住んでいるマレーシア人もほぼ中華系でした。
そりゃそうだろうな、と思う場面もしばしばありました。
「マレーシアではみんなのんびりしてる」
それは本当ですが、できる中華系マレーシア人とか、驚くほど仕事完璧で早いです。
マレー系Grabドライバーのやる気よ!!
私「私の計算ではこうなったから、めっちゃ稼いでんね!」
運「まあでも、いつもそううまくは行かないけどね。」
私「あ、そうなの?」
運「うん、例えば平日でも特に月曜日は全然だし、時間帯をよく考えないと待ちぼうけってこともあるし。」
私「まあ、そうだよね。」
運「例えば一番いいのは、日曜のモール閉店時間とかね。皆家に帰るからさ。」
私「あ、あと雨の日とか!」
運「そうだね!だから僕はいつも時間を計算して、朝9時から夜11時までやることにしてる。」
私「長くない!?」
運「だからお客さんの少ない時間に1時間休憩を2回挟んで、食事と運動をしてるよ。座りっぱなしはよくないからね。」
私「へええ、でも自分で休みを決められるのはいいよね。それに疲れたら終わりにすればいいし。」
運「でも不思議なのはさ。」
私「…?」
運「休みたくないんだよね、全然。」
私「って?」
運「今日は休もう!って家でダラダラしてるじゃん、そうすると、『だったら車乗って稼いたほうがいいじゃん!』って思っちゃう。」
私「確かに!」
運「だから今月は全く休んでないよ、どうしてもできない日がなかったから。」
私「ほー!」
運「もう、時間がお金にしか見えない!」
私「超働き者じゃん!」
運「休みたくない!!働きたい!」
※便宜上「私」しか話していないように書いてますが、実際は夫とともにおしゃべりしてます。
びっくりしたな!
もしかしてこのドライバーさんは、元々働き者だったのかもしれませんが、こういう人、結構いました。
マレー系はのんびり屋さんなんだからー、と揶揄されることも多いのですが(はたから見ると癒しになるんだけど)、いざ、そういう立場に立たされたら、結構意外な能力を発揮することも多いのかもしれませんね!
ピンチがチャンス!
とか言うし!
(自分がこの言葉を好きだから大文字にしてみただけ)
ということで、今回は、
Grabドライバー、思ったより稼いでるね!
ってことが分かった乗車記でした。