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呼子のイカより熊本の「呼子のイカ」のほうがおいしかったんだけど・・・

こんにちは!たびなすびのちかです。

私は屈指のイカ好きとして家族に知られています。

何を食べたい?と聞かれれば、一言目には「イカとか何でもいいよ」と言いますし、ちかという名前もなぜかイカと一字違いです。

また、最近中京大学の武田邦彦先生がコレステロールと食事制限は全く関係ないとおっしゃったので、家族の健康状態に気兼ねすることなく頻繁にイカを食卓に出し、ちょっと文句を言われていても耐えています。

Photography by YOSHIPhotography by YOSHI

イカが前面に出る場面はあまりない

イカを好きかと聞くと、特に何とも思わない、と答える人が多いです。

これはイカ好きにとっては寂しいことですが、大皿料理のイカだけをとって食べても誰も気づかないのは良い点と言えるでしょう。

ひそかにイカ三昧のメニューでテーブルを埋め尽くすことも可能なのです。

ただイカ後援会員としては、たまには主役として出てきて欲しいなあとも常々思っています。

 

そんな時に九州るるぶで発見した「呼子のイカ」

活き造りのイカをいっぱい丸ごと舟盛りに乗せている、オンリーイカ料理です!

イカもすごいがDNAもすごい

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呼子を最終目的地に据えた私たちの九州旅行ですが、その前に夫の熊本の親戚に結婚の挨拶をするというミッションがありました。(※前回記事参照)

親戚は、義父のご兄弟一家です。伯父さん、伯母さん家族の総勢6名で、初対面に大変緊張しましたが、暖かく迎えてくださいました。

ここで驚いたのが伯父さんの声が義父にそっくりなこと!

「千佳さん!」なんて言われると義父に呼ばれたのではないかと思うほどでした。

例えて言うなら、波平さんが友蔵の声で「まるこ!」って言ってる感じ?

まるこがびびって振り向くと、おじいちゃんじゃなく波平がいた… みたいなシチュエーションで、まるこ役の私はいちいち「おお!」と驚いてました。

更には伯母さんの息子、つまり夫の従兄弟が義父の若い頃に激似、違いはセピアかカラーかのみ、という写真が見つかり、九州は熊本にてDNAのすごさを目の当たりにしたのでした。

呼子に行く前に呼子イカを食べちゃう

そんな波平さんこと伯父さんの案内で、おすすめの和食屋さんで会食することに。

訪れたのは『水とり熊本本店

 

出てくる出てくる美味しそうなお刺身やらお肉やら天ぷらやら…。

朝食もろくに食べていなかった私たちは初対面の方々を目の前に高校野球部員のように「うまいっす!」と連呼しながら平らげて行ったのでした。

 

「千佳さんはなにが一番好きとね」

と義父の声で伯父さんが聞くので、

「イカには目がないんですよー、イカのこと夫の次に好きですね」

とフランクに答えました。

すると、

「じゃあ、呼子のイカ今食べたらよか!」

と注文してくれました。

 

「お父さん、この人ら明日呼子に行くとよー」

「よかよか!今日も明日も食べたらよか!」

と親戚同士のよかよか会話をふんふんと聞いていると、

 

「お待たせいたしました、呼子のイカですー」

 
ででーん!
 

でっか!

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長さ推定30センチ!

下の敷板まで透き通って見え、まだまだぐねぐね動いています。

 

「さあ、千佳さん、思う存分食べるがいいたい!」(熊本弁ちょっと記憶薄)

 

おお…これが最後の晩餐になっても悔いなし…

 

呼子のイカは身が厚くこりこりと歯ごたえがあり、活きの良さを堪能できます。一切れでも結構な大きさにもかかわらず、ほぼ夫と二人で平らげてしまいました。

ゲソは天ぷらにして持ってきてくれ、こちらもボリュームたっぷり。

イカから一文字もらっている私でさえ、

 
イカはもう当分いいかな
 

という域まで達しました。

 

ごちそうさまでした。思う存分イカを堪能できました。もう思い残すことはありません。

その後伯父さんの家に行き、大量のくまモンふりかけをお土産にいただきました。

 

翌日、九州の最終目的地、呼子に向かった私たち。

御察しの通り、超有名人気イカ料理店に行きましたが、熊本の「呼子のイカ」のほうが圧倒的に大きく、透明度も高く、さらに熊本弁での楽しい会話も相まって、前日のほうがおいしかったね、という結論に至ったのでした。

くまモンふりかけも絶品でした!

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