マレーシア生活

日本語訳が秀逸すぎる!マレーシア版『お米のおいしいお召し上がり方』

こんにちは!たびなすびのちかです。

ペナンに来てから、米米うるさくてごめんなさい。

米米言いすぎてカールスモーキーになりそうです。(ならない)

現在は、夫の親友坊主さんが持ってきてくれた山形産『つや姫』を食べているので、

 
ノンストレス。
 

これがいつか無くなる日が怖い…。

マレーシアにもジャポニカ米はある

ジャポニカ米は、日本とか韓国、中国など主に東アジアで食べられているお米で、タイ米のようなインディカ米に比べて短く丸っこいのが特徴。

マレーシアはインディカ米が基本なので、外食ではもちろんそれ。

粘り気が全くなく、インド料理やマレー料理にはよく合います。

 

けど、和食には全くの不向き。

これでおにぎりなんて夢のまた夢よ!

例えるなら、河原の石を一メートル積み上げなさいっ!そしたら終了っ!

くらいの難しさ…。(わかりにくい)

 

でもマレーシアには東アジア人もかなり住んでいるので、スーパーには一応売ってます、ジャポニカ米。

 
SUMO
とか、
SAKURA
とか、

とか…。

 

絶対メイドインジャパンがつけなそうな名前で…。

 

SUMOはそれこそお相撲さんがご飯を食べているパッケージで、和食作るならこれよ!って感じでどこでも売ってるので、とりあえずこれを食べてました。

炊き方が悪いのか、水分量が足りないのかわかりませんが、

 
まあこんなもんだよね。
レベル。

 

おにぎりはかなり難しいです、こっちのお米は基本的に粘り気が足りない。

日本人のために和訳がついてるんだけど…

他のジャポニカ米も試してみようということで、次に買ったのが、

sakura_ricePhotography by YOSHI

 
SAKURA。
 

SUMOに比べると、パッケージが薄紫でサクラらしき花柄なので、ちょっと高級感漂います。(値段は同程度)

 

「パッケージ、素敵じゃん…」

と思いつつ、おもむろに裏面を見ると、マレー語と英語と、日本語で書かれた、

 
『お米のおいしい召し上がり方』
…日本語、いる?

 

マレー語と英語はわかりますよ、いつもインディカ米を食べているマレーシア人や欧米人がなれないジャポニカ米を炊くんですから。

でもさ、

人生数十年、食べたコメの量は数知れず…みたいな日本人に指南する必要があるんだろうか…。

日本語を読むのって日本人だけだしさ…。

それなら北京語で全中華系を網羅したほうが良さそうだけど。

 

なんてくだらないことをダラダラ考えながら、でも、どれどれ…と和訳を読み進めていったわけです。

秀逸の和訳にぐうの音も出ない

では日本語訳を見ていきましょう(マレー語と英語は省きます)

行程は、1〜5まであります。

1.1回洗います。

一回でいいの…。

英語では “Rince the Rice ONCE” って大文字で一回を強調されてたから、皆、SAKURAの米は一回しか洗っちゃダメ…。

2.標準的には、お米の1.2倍の量です。お好みの水加減を決めてください。

日本のように、きっちりとした量を示すのではなく、自由に決めてね!って感じがいいね!

3.30分以上、水につけておいて下さい。

水に浸す作業も入れてるなんてしっかりしてるね!

4.こればかりは自動炊飯器におまかせ。

!!!!!

 
『こればかりは自動炊飯器におまかせ。』!?

sakura_ricePhotography by YOSHI

びっくりしすぎてリピートしちゃった…。

炊くのは炊飯器にまかせなきゃダメなの…。

そう、その通り…。

お願い…炊飯器さん…。

5.スイッチが切れたら15分むらして、しゃもじで粒を潰さないように上下に混ぜます。おいしいご飯が炊けました。

おいしいご飯が炊けましたーーー!炊飯器さんのおかげですーーー!

 

ネイティブチェックしても直すところがない

元日本語教師として、この和訳をネイティブチェックしてみましたが、

 
直すところ、ないよね!
野暮なことできないよ…。

 

だって、じゃあどうするの、「炊飯器で炊きあがるまで待ちましょう」とか?

うわー、センスない。自分で書いてて嫌になるわー。

 

「こればかりは自動炊飯器におまかせ!」

に勝る日本語を思いつかないっ!

 

これ、英語だと、

Place the rice into the cooker. Leave to cook.

なの。

 

全然センスないー、日本語見習ってほしい。

 

ということで、マレーシアでのお米に迷ったら、激しくSAKURAをオススメします!

味じゃなく!

 

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