マレーシア暮らし

マレーシアの多文化社会が外国人の移住を促進!同化させない優しさが住みやすい!

2017年3月に釜山(韓国)からペナンに越してきて1週間後に書いた記事です。フレッシュな状態のペナン生活とマレーシアという国の印象を綴っています。

こんにちは!たびなすびのちかです。

ペナンに引っ越して約1週間。

まだビザが出ていないので、家の内見をしたり、おしゃれなカフェに行ってみたり、仮住まいのコンドミニアムのプールで泳いだり、ハンモックで寝たり…と、まだまだ観光客気分です!

マレーシア人ってそもそも…?

ペナンに来る前は、長いこと韓国に住んでいました。外国人として感じたことは、

  • 韓国人の国である
  • 韓国語ができないと生活が非常に不便
  • 韓国文化が強烈

ということ。当たり前っちゃ当たり前なんですけど、「韓国」というところを「日本」に置き換えても同じですよね。そういう国で外国人として生きると、どうしても目立つこともあるし、同化しないとしんどいことも起こります。

しかし、マレーシアではこの常識が非常識に。

マレーシア人っていってもいろいろ

マレーシアには、マレー系(イスラム教徒)、中華系、インド系、その他少数民族が共存しており、国籍はマレーシアでも「マレーシア人」を一括りにできません。

「マレーシア人ってどんな国民性?」と聞かれても、一概に言えないのです。これは、日本や韓国とは全く異なる点。だから、外国人が混じっていても、疎外感が全くありません。

マレー語ができないと生活できない…?

たまにマレー語のみの書類が届いてビビることはありました(税関書類)が、基本的には英語も併記されています。

  • マレー系マレーシア人:母語はマレー語
  • 中華系マレーシア人:祖先の地方の言葉(福建語・客家語・広東語など)
  • インド系マレーシア人:タミル語が母語の人が多い

一応、マレーシア出身者はみんなマレー語がわかるようですが、中華系の友人は「マレー語は苦手」と言っていました。いろんな民族がミックスした場面では、英語で話していることが多い印象。人を見て使い分けるのが染み付いてる感じ。

マレーシア文化は強烈!?

マレーシア文化って何だろう?マレー系だけに絞れば「こんなのだよ」と言えることもありますが、はっきり一つには絞れません。中華系のお寺、ヒンドゥー教の寺院、イスラム教のモスク、それぞれの宗教の戒律が違いすぎるので、異民族間の結婚はあまり多くない印象ですが、それでもうまく共存しているようにみえます。

決して一線を越えないというか、、あまりにも文化や習慣が違いすぎて、理解しようにもなかなかできないから、踏み込まないし、そこまで深く関わり合えないという印象です。

日本でたまに「お酒が苦手」という人に、「これなら美味しく飲めるから飲んでみ」とか「1杯ぐらいさ」とか言いますけど、それ、イスラム教徒のマレー系の人に言えないですよね、絶対。それぐらい、違うのが当たり前だから、どうしても表面的な関わりになりがちな気がします。

友人の中華系マレーシア人にインド系マレーシア人のお祭りについて聞いてみたんですけど、詳しいことは全然知らないんですよね。知ってるのは名前ぐらい。むしろ、外国人の私たちのほうが知ってるぐらい。

こういった背景があるから、外国人も住みやすい理由でもあると思うんです。同化させられないから。(国際結婚とかしたら、また話は変わりますけどね)

外国人としての居心地

長年、外国に住んでいると「外国人としての居心地」に敏感になります。

韓国では、「韓国人じゃない」「韓国語が下手」「韓国文化に理解を示さない」、こういう要素があると、疎外感を感じる場面が多々ありました。(もちろん、それ故に興味深い体験もたくさんありました!)

しかし、マレーシアではそういう「外国人」という圧力や、異質感を感じる視線が全くありません。外国人として生活するには、これ以上のメリットはないのではないでしょうか。

ペナンのコンドミニアムで出会った人々

ペナンのコンドミニアムに滞在して一週間。出会った人々を振り返ると…

  • 部屋のオーナー:ニュージーランド人
  • オーナーの奥さん:インド系マレーシア人
  • 夫の元同僚(同じコンド住み):アメリカ人
  • ↑その彼女:韓国人
  • 隣の部屋:中国人(大陸)
  • プールで井戸端会議してたママたち:ドイツ人
  • ビーチチェアで話しかけてきた人:イタリア人
  • Grabの運転手:中華系2回、インド系1回、マレー系1回
  • コンドミニアムのセキュリティ:ネパール人
  • 内見に行った先の住人:インド系ドイツ人

「隣の部屋、外国人なんだって…」という噂話とか、ここではたぶんあまりない。

日本と韓国という、暗黙の了解が通じる国で生きてきた私たちにとっては、とても自由な快適空間です!

韓国に住みはじめたときは、初日から「韓国では◯◯なんですよ」「韓国では◯◯をしなければいけないんですよ」「韓国では◯◯に気をつけてくださいね」ばかりだったので、渡航3日目ぐらいで「帰りてぇ⋯」ってなった。

その地域の文化に同化させようとする雰囲気が全くない一方で暗黙の了解がなので、頭をよぎり、伝えたいと思ったことは1から10までわかりやすく伝える必要があるので、ちょっとしたことでも、簡潔にわかりやすい英語で相手に伝える能力は絶対に必要だと感じています。英語はやらなきゃだな。

ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?

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