韓国生活

釜山コワーキングスペース『NIXGON SPACE』でノマド!説明が長い読書室だった

こんにちは!たびなすびのちかです。

趣味がコワーキングスペース巡りの私たち夫婦。

東京、台湾と、いろいろなスペースに行ってみましたが、韓国では行ったことがありませんでした。

なぜなら、

 

・カフェがあらゆる場所にあり、しかも中が広い。

・スタバのWi-Fiが高速で、何時間いても大丈夫。

・そもそもコワーキングスペースとかない。

 

という理由で、必要性を感じなかったのです。

最近コワーキングスペースは流行ってるワケ

ところが!

ここに来て、韓国でコワーキングスペースが流行り始めていると噂が。

韓国は、流行りに火がつくと、国の雰囲気が変わってしまうほど皆が一斉に同じビジネスをする、という特性があります。

ポイントとしては、個人でできる範囲のビジネスが流行りますね。

 

例えばカフェ。

15年くらい前は、”タバン”と呼ばれる薄暗い怪しげカフェ(雰囲気のある昭和感ではない)か、ホテルのコーヒーショップしか存在しませんでした。

ところが現在では、「私達ー、100年前からコーヒー文化あるのー」みたいに、どこもかしこもカフェだらけ!

 

ゲストハウスなんかもそうですね。

10年以上前までは、韓国には高級ホテルかモーテルしか存在しておらず、2002年のワールドカップでは、

 
モーテルに泊まった選手もいたほどです。
 

ところが、数年前にテレビで流行ったバックパック旅行を学生がするようになり、ゲストハウス、という宿泊形態が知られるようになりました。

モーテルや、雑居ビルの空きスペースを活用し、今となっては、ゲストハウスは飽和状態。

余談ですが、劣化が早いのも韓国の特徴なので、もし泊まることがあればできるだけ新しいところへ!

 

そして今年の流行りが、

 
コワーキングスペースなのだとかっ!
 

多分、カフェもゲストハウスも参入できないし、スペース的にも同じくらいだからじゃないかな。

まあ、私達には朗報でしかありませんので、行くしかないですね!

ソミョン(서면)駅『NIXGON SPACE』概要

場所

ソミョン駅徒歩5分程度。地下鉄二号線ジョンポ(전포)駅からだとすぐ。

オフィステル(マンション)の二階。

施設

座席指定制。

月会員が多いため、その日空いている席を使用。コンセント3つ、鍵付きロッカーがデスクにあり。

全てのデスクにパーテーションがついており、交流や会話はほぼ不可能。集中して作業する人向け。

無料ドリンク(コーヒー、紅茶、ジュースなど)、スナック、シリアルあり。

自動販売機では、チンするご飯やカップ麺、お菓子など食事になりそうなものは完備。それはラウンジスペースで飲食可。

利用可能時間

24時間利用可能。

9〜23時まではメインフロア利用可能。

23〜9時までは、ラウンジスペース(カフェのような場所)に移動をお願いするとのこと。但し、日曜から月曜にかけての深夜は掃除のためクローズすることもある。

利用料金

月額:139,000ウォン

一日利用:予約なし9500ウォン、予約有り7500ウォン

※予約日の三日以上前なら、日程を変更して利用可能。予約日の三日前からは、変更不可。

公式サイト

説明が長すぎて疲れた

早速やってきた私達ですが、マンションの二階に着くとドアがたくさん。

どの部屋に入ればいいか迷っていると、

「利用なさいますか?」

と若い女の子が声をかけてきました。

 

聞けば、彼女が手続きのスタッフなのだとか。

早速受付ルームに入って受付をするのですが、なんと、

 
30分以上かかった。
 

長い…長すぎる…。

なんでそんなに時間がかかったかというと、

・身分証明書を登録する(これはしょうがない)

・利用案内をする(料金体系が複雑で韓国語なので多少手間取った)

・コワーキングスペースの概念を説明する(いる?)

・釜山のコワーキングスペース事情を説明する(??)

・スペース全体の説明(監視カメラの映像を見ながら!)

・指定席制のための席の説明

・無料ドリンクの注ぎ方(???)

・ゴミの捨て方

を全部聞かされた…。

 

ちょっと数時間利用するのに、30分のオリエンテーションは、
ない。
時間がもったいない。

オリエンテーションが長い理由

受付スタッフによると、

満を持してコワーキングスペースをオープンしたものの、韓国にはまだ全く浸透しておらず、

 
『読書室』としてお客さんが来る。
 

だから、コワーキングスペースとは何か、を説明しないと雰囲気の違いに戸惑う人が多いのだとか。

『読書室』とは、読書をする場所ではなく、集中して勉強をする場所のこと。学習室。

韓国ではとても一般的で、受験生や資格取得の勉強のために通う。

町内にいくつもあったり、マンションに備え付けてあったり、夜中まで運営し送り迎えまである読書室もあるので、受験戦争の激しい韓国ではとても重宝されている存在。

 

なのだが、

このコワーキングスペースが、とてもきれいで(普通の読書室は、独特のニオイが気になることが多いらしい)場所もいいので人気になり、結局勉強してる人ばっかりになっちゃったんだって。

だから、大きなモニターをいくつも持ち込んでいる人とかを、なんだ?と思わないために説明しているんだとか。

 

また、オーナーが張り切って、無料ドリンクコーナーに最新マシーンを導入したもんだから、

 
使い方が複雑すぎて戸惑う人続出。
 

その度にスタッフが呼び出されるのが大変なので、オリエンテーションで全て説明しているとのこと。

確かにそれは納得ですね!

韓国人の特徴として、

 

調べる前に、とりあえず誰かに聞く。

 

というのをトップにあげたいくらいなので、スタッフの苦労は計り知れません。

使い心地はどうだった?

集中できました。とっても。

ただ、隣の夫との会話すらままならないほど、みんな集中して勉強してました。

 
完全に読書室でした。
 

打ち合わせしながらの仕事や、交流目的なら向きません。

逆に、静かな場所で集中したい、長時間使いたいという人にはおすすめです。

勉強したいけど、家でできない。でもカフェはうるさいし、かといって韓国チックな読書室はちょっと…という人にはカンペキにマッチしてます。

スタッフによると、料金は釜山でも相当安い(コワーキングスペースにしては)そう。

説明も長すぎるのはわかってるので、3月からはマニュアル本に目を通してもらって済むようにするらしいです。

 

多分まだ手探りだと思うので、競合店も増えればもっと使い勝手は良くなっていくでしょう!

 

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