マレーシア暮らし

マレーシアの中華系島ペナンへ!『大東酒樓』で絶品飲茶を食べつくす

ペナン島|飲茶|大東|ジョージタウン

こんにちは!たびなすびのちかです。

マレーシアは6割のマレー系、3割の中華系、1割のインド系が住む多民族国家です。

現在は先住民族であり多数派を占めるマレー系を優遇するブミプトラ政策を実施しており、経済活動や公務員の採用、国立大学への入学の基準に色濃く反映されています。これだけを聞くと、民族による待遇の差という政策はちょっとどうなの…と思いますし、一部には批判の声もあると聞きます。

ただ、超個人的なよそ者外国人の私の意見を言うと、この政策はマレー人を優遇するというよりは守るためのもので、この政策がなければ、マレーシアもシンガポールのように華人の国になってしまいそう。それぐらいマレーシアを旅行していると、中華系(インド系も)の勢いを感じます。

マレー人を守るわけ

マレー人は本当に穏やかで、のんびり屋のマイペース。韓国といえば、「パリパリ(はやく!はやく!)文化」と言われるほど、社会全体がせっかちな韓国からマレーシアに来た私たちには、マレー人の動きはほぼ止まって見えます。全ての動きがスローモーションに見えます。

また、自己主張も得意ではないようで、なんでも「ま、いっかー」で済ませているのでは?と思ってしまうほどです。

マレー系が多いランカウイ島でマーケットを訪れたときのこと。

両サイドに20軒ほどの露店が並んでいました。客が少なかったこともあったのでしょうが、とうとうマーケットを抜けるまで一言も声をかけられないどころか、ほとんどの店の店主は微動だにしませんでした

商売する気なし!

考えてもみてください。

そんなマレー人と共に生きるのが、よりによって世界でも商売上手だと言われている華人とインド人。わが身に置き換えても恐ろしい…競争しても勝てる気がしない。

ブミプトラ政策もやむなし、という側面もなきにしもあらずです。

中華系がマジョリティだとこうなる

マレーシア第二の都市であるペナンは若干様相が異なります。溢れかえる漢字の看板に、活気ある食堂に並べられたビール瓶。新都心には超高層コンドミニアムに高級ヴィラが建ち並びます。

そう、ペナンはマレーシアでも珍しい中華系がマジョリティの都市なのです。

マレーシアでは様々な民族料理を口にすることができますが、マレー料理はお酒と一緒に愉しめないし(マレー人はイスラム教徒だから)、インド料理は言わずもがなカレー!

結局ホッと落ち着いてしまうのは、やっぱり「チ・ュ・ウ・カ」

ペナン島では嬉しいことに、どの道を入っても中華に出会えます。麺の汁あり・汁無し、野菜の炒め物、小型なべに大型なべ、チャーハン、餃子なんでもござれ。イスラムの国なのにオープンエアでビールを飲める気持ち良さったら!

ペナン名物飲茶のお店

2014年1月、初めてのペナン旅行で、右も左もわからない私。学生時代に、「深夜特急」の影響で、、、ペナン島を何度か訪れたことがあるという夫は、

「ペナンといえば食だから!」

と大きなおなかをさすりながら舌舐めずりをしています。アニメキャラかよ…。

チェックインしたジョージタウン(ペナンの中心地、世界遺産)のゲストハウスに荷物を置き散策をしていると、とても賑わっている飲茶のお店がありました。

『大東酒樓』

お腹はすいていなかったのですが、あまりに盛況だったため、目を奪われていると、「ライライライライ!!ここ空いてるから!ライライライ!」と店のおばさんに手招きされ、気がついたら座っていました。

「…やはり中華系、やるね」

「ランカウイの微動だにしない店員とは大違いだね」

ペナン島|飲茶|大東|ジョージタウン

おばさんはオーナーのようで、テーブルが空くやいなや瞬時に片付けます。店内は込んでいるものの、客の入れ替えはとてもスピーディー。

ちなみにランカウイのマレー料理では、1品が出てくるのに1時間待つという苦行も乗り越えた私たち。何なんだ⋯、この差は。逆に焦る。

どうやって注文するのか、と周りを見渡すと、小柄なおばあちゃんたちがお揃いのTシャツ短パンにサンバイザーで「いらんかねー」「ちまきだよー」「餃子だよー」と、担当の飲茶をワゴンをゴロゴロと押しながら運んでいます。

近くに来たら、ワゴン内の飲茶を指差すとテーブルに置いてくれ、おばあちゃんが伝票にチェックするという仕組み。これなら言葉が一言もわからなくても無問題!

このおばあちゃんワゴン、あまり広くもない店内に常時5~6台ゴロゴロ引かれており、目移りもはなはだしい。日本にはない注文システムのため、エンターテイメント性も相まってテンションが上がります。

お腹に入れる前の空きっ腹でお皿を指刺しまくるものだから、テーブルの上には満漢全席ばりに飲茶皿が並んでしまいました。

エビ蒸し餃子、シューマイ、ニラ蒸し餃子、ちまき、揚げパン、デロッとした長い蒸し餃子っぽいヤツ、何かの練り物、肉まん、エッグタルト、蒸しパン…

…どうなの?揚げパンと肉まんと蒸しパンってさ。

これ全部小麦粉好きの夫の注文。一気にお腹いっぱいになるやつ!3品も選ぶなんて…。

夫を軽く非難したところ、「余裕で食える」と豪語したので私は餃子系をちょこちょこ食べながら様子を伺っていました。

20分後…夫、完食する。

あ、思い出した。この人ランチにドーナツ6個食べて胆石になったくらい小麦粉大好きなんだった!

私は小麦粉を避けつつ、一通り堪能。中でもエビ餃子は絶品!エビも大きく、餃子の皮は透き通ってプリプリ!「デリシャス!好吃!」でございました。

あとは恐怖のお会計です。

満漢全席を食べてしまったので、覚悟をしなければなりません。

「35リンギット(約900円)です」

うそやん…東北出身の私が関西弁で反応してしまうほどの驚き価格!この値段でこのクオリティ。ペナン滞在中、毎日通うことになるのでした。

2014年1月のペナン旅行のできごとでした。

ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?

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