こんにちは!たびなすびのちかです。
今でこそ、韓国はカフェ天国になってますけど、十数年前はブラックコーヒーなんて皆無!
どうしても飲みたい時は、麦茶のようなうっすいコーヒーをロッテホテルで1万ウォン(約千円)出して飲んでました。
若い子ならともかく、私より年上のアジュンマ(韓国オババ=私の友達)が、
「私は若い頃から食後のコーヒーが欠かせないよ!おほほほほ…」
なんて、ドリップコーヒーを飲みながら若い子たちの前で豪語してたりするとね、
バラしたろか?
って思っちゃう…。
「君が飲んでたのはタバンコーヒーだろう!!」
と…。
説明しよう!
タバンコーヒーとは、その昔、コーヒーといえばこれしかなかった、韓国でおなじみのインスタントコーヒーのことである!
今のように洗練されておらず、粉ミルクと砂糖そしてインスタントコーヒーを混ぜ合わせた代物。(大体激甘)
タバン=茶房、いわゆる昭和喫茶店。
なんと配達システムもあり、配達員はなぜか保守的だった時代の韓国で超ミニスカートの妙齢以上女性。(韓国ドラマで過去を振り返るシーンなどでときどき出てくる。スクーターに乗ってコーヒー配達)
お・と・なの飲み物だったのである!
韓国の人気インスタント・スティックコーヒー事情
今ではカフェ飽和状態の韓国で、オシャレなインテリアに囲まれながら、最先端のコーヒーもカンタンに味わえますが、
実はインスタントコーヒーもなかなか根強い人気があります。
だって、
タバンコーヒーの歴史があるからね!
タバン(茶房)=昭和喫茶店は絶滅の危機にありますが、安心してください…。
家庭で気軽に楽しめますよ!
韓国のスーパーやコンビニに行けば、スティックコーヒー(コーヒーミックス)が売られていますからねー。
それでは根強い人気を誇るスティックコーヒーをいくつかご紹介。
マキシムコーヒー(maxim)
韓国のスティックコーヒーといえばこれ!
マキシム!
おいしいっていうかね、王道?
スティックコーヒーといえば、韓国人の脳裏に浮かぶだろう絵はこれ。
待合室とか、食堂のコーヒーで出されるのは大体マキシム。
フレンチカフェ
甘さ控えめなので、マキシムよりこだわりがある風。
私の印象は、キム・テヒ(写真の女優さん)だね!
キム・テヒは韓国芸能界でも絶世の美女なので、ブランド力もかなりついたかと。
カヌ(kanu)
スティックコーヒー=二流、の概念を覆したのが、このカヌ。
スタバのスティックコーヒーのように、ドリップコーヒーに味を近づけて、より本格的な味に近づけた、ネオスティックコーヒー!
確かに苦味もあるし、そもそも粉ミルクが入ってないものが主流。
スティックコーヒーといえば、砂糖とミルク入だったから、すごい変化。
私も自分の事務室に買っておいておいたんだけど、お客さんにカヌを出すと、
「お!ちかさん、わかってらっしゃる!」
とお褒めの言葉をいただくことあり…。(インスタントだけども!)
ルカズナイン(Lookas9)
バニララテとかカプチーノなど、フレーバー系が得意なブランド。
お湯を入れるとミルクが泡立つ!
たまにもらって飲んだりすると嬉しいかな。
スティックコーヒーの安全性を危惧する声もありますが
「スティックコーヒーって…、あんまり身体によくないって聞いたんですけど…」
と心配する声もありますが、
そりゃそうですよ!
だって、あなた。
砂糖たっぷりにスキムミルク入ってるんですよ。
しかもね、あなた。
もし材料にこだわってたとしてもよ、
韓国じゃ、
お湯入れたら、
スティック袋で粉を混ぜるんだからねっ!
スプーン?なにそれ…
エコとも言う(言わない)
なんかねー、
私、昔激務でさ。
疲労困憊して、事あるごとにタバンコーヒーの自販機の前でコーヒー飲んでたわけ。
そしたら、教え子に、
「先生、それ毎日3杯飲み続けたら、死にますよ。」
って言われたっけ…。
で、
2杯に減らした。
こういうものはスナック菓子と同じですから、そういう気持ちで飲んでください。
3杯はキケン!