こんにちは!たびなすびのちかです。
私達が住んでいるペナン島は言わずもがな、島。
一周80キロ程度しかない小さな島ですが、その割に発展していて約70万人の人たちが生活しています。
そんなペナン島が属しているのは、ペナン州。
マレーシアは連邦制なので、州ごとにスルタン(君主)や知事が連邦政府を統括しています。
ペナン州はマレー半島とペナン島にまたがっていて、雰囲気的にはペナン島が観光地、マレー半島側が工業地帯、といった趣。
東南アジア最長の大橋
ペナン島に住みながらマレー半島に通勤している人、またその反対もたくさんいるので、両岸をつなぐ交通手段は複数あります。
橋が二つに、フェリー。
北側から、フェリー、第一大橋、第二大橋。
この橋がね、めちゃくちゃ長い!!
第一大橋
↓
約13.5キロ!
第二大橋
↓
約24キロ!!
東南アジア最長だって。
ちなみに瀬戸大橋は13.1キロらしいよ。
その約2倍…。
24キロってさ…、東京駅から三鷹とかよ!?
え…首都圏の人しかわかんないって…。
関西⇒難波から芦屋までくらいだよ!!
九州⇒博多駅から筑紫駅くらい。
東北⇒仙台駅から仙台空港くらい。
この辺にしておこう…。調べるのすごい時間かかった…。
てか仙台空港遠いな!!
ということで、めっちゃ長いということがおわかりであろう。
まあ第一大橋で行けばその半分くらいの距離なんですが、交通量がすごいので第二大橋を作ったそうです。
マレー半島側には観光スポットが特にない
ですが!
観光の中心地ジョージタウンからはどちらの橋も近くはない。
橋を渡るには車のほうが便利だし、それに、観光目当てだとマレー半島側に行っても、
特に何もない。
駅だけ。
いや、リピーターとかだったらいいんだけど、ペナン初とかだったら島内のほうが断然いいかと…。
でも島から本土に渡る、とかちょっと旅情がかき立てられていいじゃん…。
だからね、
フェリーに乗ったら良いよ!
超お手軽に乗れるけど、結構時間もかかるし異国感もあるからアクティビティとしてもオススメ!
フェリーといっても船っぽくない
フェリーは観光の中心地ジョージタウンのジェティー(船着き場)から20分に一本の割合で出ています。
このフェリー、乗船料が激安。
島⇒本土は、
タダ。
そして、本土⇒島が1.2リンギット(約32円:2017年7月に乗ったとき)。
どうせ皆往復するから、片道をタダにしてるのかな。
フェリー本体は四角い2階建て駐車場みたいな感じで、車ごと運びます。
人は車が乗船してから乗り、駐車スペースの間ならどこにいてもOK。
約20分ほどの船旅を楽しもう!
てかね、本当に駐車場が突然切り離されて水の上を移動していく感じだから、ものすごい期待はしないでおいてね…。
窓とかもないから、吹きさらし…。
でもそれが気持ちいい!!
何故か乗船者は南アジア系の顔が多いのも特徴。
多分、車を持ってる住民は橋を使ったほうが早くて便利なので、お金のない出稼ぎ労働者がこのフェリーを使うからでしょう。
あとは、列車で旅行をするバックパッカーなんかもちらほら見られます。
『深夜特急』マニアはぜひ乗るべき
「あそこには、なにか面白いことが待ち受けているはずだ!!」
と、二人でペナンに初めてきたときに目を輝かせながらズンズンと船着き場に突き進んでいったのは、
沢木教の夫。
※沢木教:沢木耕太郎の『深夜特急』をバイブルとしている旅人が信じているもの。好きなものは一人旅、夕日、浸り。
私「なにかって対岸のマレー半島があるのみだよ。」
夫「そこに何があるか知ってる…」
私「えっ…」
夫「マレー鉄道の駅があるんだ。19の夏、俺もタイからマレー鉄道に乗って南下してきたよ…」
私「100万回聞いた。」
夫「『深夜特急』でいうと2ね…。」
私「いや、見ないし。」
沢木教信者の特徴として、浸り状態に入ると会話の最後が全て「…」になります。
ということで、沢木信者の方々は乗船中、
「マラッカ海峡…」
「マレー鉄道…」
「沈む夕日…」
とつぶやきながら井上陽水を聞くことをオススメします…。
暑い日中の避暑とか時間つぶしにもいいかもね
年中常夏のペナン島。
街歩きも楽しいんですが、長時間炎天下にいるのもちょっと疲れちゃう…。
そんなときには水が近くて涼しく感じる船の上も結構良いかも!
海側から旅先を俯瞰で眺めるのも結構楽しいしね。
一時間ちょっとのアクティビティと考えて、涼みがてらフェリー往復ツアーをしてみて!
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