こんにちは!たびなすびのちかです。
ペナン島が美食シティーといえど、毎食外食というわけにはいきません。
海外で、心落ち着く和食の味…。
自炊せねばっ!
私「ねえ、やっぱ作って食べるのもいいんじゃない?」
夫「え、誰が作るの。」
私「代わりばんこ。」
夫「俺、インド人街のカレーなら毎日でもいいし!じゃあ俺の番の時はお持ち帰りしてくる!」
私「断固拒否。私が作る!」
インド人街のカレーは本格的で美味しいが、インド旅行のカレー攻めのトラウマにより、なるべく本格カレーとは距離を置きたい私。
でないと、カレー好きの夫により、一週間の半分がカレーとなってしまう。
夫のスパイスに侵された過激思想を家庭に持ち込まれては困る!
自分の身は自分で守る…。
と、自炊熱が高まっていた矢先…。
料理上手な友達できた
まだペナンに来たばかりですが、幸運なことに早速友達ができました!
韓国人です。
※私は韓国在住10年からペナン移住
彼女は夫の元同僚の彼女なんですが、何度か会ううちに親しくなったと。
結局気が合うってこと…。
で、その彼女、ナギョンちゃんっていうんだけど、めちゃくちゃ料理上手!
この間ホームパーティーに呼ばれたのですが、
キムチチム(豚肉のキムチ煮)!
チムタク(鶏の醤油煮)!
そして、
自家製キムチっ!!
自家製だよ!てことはこのペナンのコンドミニアムで作ったってことだよ!
私「やばすぎうますぎ」
ナ「本当!?ありがとう!」
私「ローカルフードもいいけど、ソウルフードも重要ってわかった!」
ナ「毎週市場に買い出しに行くけど、ちかも一緒に行かない?」
私「熱出ても行く!」
ナ「一緒に行こー」
タンジュンブンガの市場には何度か行ってるので、今回はガーニーエリアの市場へ!
>>【ペナンマーケット】タンジュンブンガの市場で買い出し!柔らかい笑顔に感動する…
『Pulau Tikus Wet Market(プラウティクスマーケット)』に行ってきた!
私達は同じコンドミニアムに住んでいるので、ゲートの前でナギョンちゃんと待ち合わせ。
「ハーイ、ちか!」
すごいデカイリュック背負ってる…。
一体どれだけ買おうというのか。
そんなこんなでやってきたのは、こちらのマーケット。
『Pulau Tikus Wet Market』
ガーニードライブのランドマーク、ガーニーパラゴンモールの裏手にあるマーケット。
徒歩なら10分もかからずたどり着けます。
「ここ安くはないんだけど、なんでもあるから便利だよ!」
とナギョンちゃん。
実はその日は妹が遊びに来ていて、これから数日は自炊をしない予定でした。
なので、朝ごはんに食べるフルーツと、サラダの具を買いがてら、今日は見学モード。
タンジュンブンガのマーケットがだだっ広い敷地にエリアごとに整列して店を出しているのに対し、こちらは狭い通路をぬってお店までたどり着きます。
違いでいうと、スーパーとドンキホーテみたいな感じかな。
プライティクス(こっち)のほうがいろんな食材で溢れてるのは、ドンキ商法マジックみたいなもんか!
真ん中エリアに野菜とちょこっと果物、外側にチキンと豚肉、魚、卵なんかがありました。
この市場もなんでもあるノンハラールのようですね。
東アジア人向き。
市場のコツを教えてくれる
私達より一年ほど前からペナンに住んでいるナギョンちゃん、かなり自炊もしているようで、市場にはもう慣れっこ。
それではナギョン流、市場の楽しみ方!
鮮度は人の手の数に反比例
ナ「ちか、見てほら」
私「何、チキン?」
ナ「オバちゃんめっちゃベタベタ触ってるでしょ。」
私「ホントだ。」
ナ「鮮度は良いんだろうけど、あんまり遅く来ると商品が触られまくったやつってことになるよ。」
私「そう言われると一気に気が進まなくなるね。」
ナ「野菜もちょっとクタッとなってるでしょ、あれも触られたからだよ…」
私「買えないね…」
ナ「でしょ、だから早く来たほうが良いってのはそういうことよ!」
今まで私が行ったのは、タンジュンブンガとプライティクスのマーケット二つだけですが、どっちも朝からお昼までの営業。
だから朝ゆっくり行っても店は開いてるんですが、ナギョンちゃんは
「早くこないとめっちゃ触られる!」
と何度も強調。
確かに、野菜なんかは元気がなくなってるのもありました。
自分が気になるかどうか、ですけどそんなこと気にしたこともなかったので、なるほど発言!
卵のハルモニが魅力的すぎる
ナ「あとは…卵!買わなきゃ!」
私「卵ならあっちに売ってたよ。」
ナ「ダメなの。反対側に、めっちゃハルモニなハルモニがいるの!!もうキュンとしちゃうほどの!」
ハルモニ、とは韓国語でおばあちゃんという意味なんですが、どういうことなんでしょうね…。
私「超ハルモニってことね、私も一緒に行く。」
とお目当てのお店へ行きました。
ペナンの市場では、卵は基本バラ売り。
種類も様々で価格も異なります。
前に一番高い卵を買いましたが(それでも一個0.8リンギット:約20円)、黄身がオレンジでプリプリして美味しかったです。
殻がちょっと汚れてたのが、生々しかったけどね…。
「ここ!」
迎えてくれたのは、
齢90くらいのハルモニ!
きんさんぎんさん(古い。そして一人だけど。)がニコニコしながら卵を指差しています。
英語ができないのか、耳が遠いのかわからないけど、お婆ちゃんとはほぼボディーランゲージと筆談。
「これ6個ください!」
指で6を示すナギョンちゃん。
ウンウン…とうなずきながら袋に入れてくれると、
「あ、このケースに入れてくれませんか?」
とナギョンちゃんがケースを手に取ったもんだから、おばあちゃんがちょっと混乱。
計算をちょっと間違っちゃった様子。
「あー!」
声のほうは多分旦那さんと思われるおじいちゃん(こちらもかなりのお年)。
「あー!」(計算間違ってるよバアサン!)
「あー?あー!」(あれ、やだ、本当だごめんなさいね。)
「ああー!」(全く、やんなっちゃうよ、しっかりしてくれ!)
「あははは!」(はははやだわー)
こんな感じの超熟年カップル。
めちゃくちゃ癒される…。
多分超重要な話以外は声を出さなくても通じるんだ!
二人合わせてもうすぐ200歳!くらいの超高齢なのですが、ぱぱっと計算したり、卵を割れないように袋に入れる手際の良さはプロです。
おばあちゃんがちょっと混乱しちゃったのは、私達がグダグダ種類を迷ったりしたからですー。
ナギョンが「絶対にここからしか買わない」と言った意味がわかりました!
爆買いするナギョンに興味津々
そんなナギョンちゃんですが、
リュックは野菜でいっぱいになり、果物はバナナ一房(20本くらい付いてる)にマンゴー、りんご、オレンジ5〜6個ずつ。
もうこの時点で一人で抱えるのがいっぱいいっぱいに見えましたが、
「大丈夫」
とリュックから取り出したのは、特大エコバッグ!
私「まだ買うつもり…?」
ナ「動物がまだでしょ。」
と向かったのは、韓国人に無くてはならない、豚肉エリア!
市場の豚肉はすごいですね、上から豚の半身がババーンと吊られていました。
解体中って感じでね…。
店「何がほしいの?バラ?もも?ひき肉?」
市場でも部位は日本語対応可!すごいね!
私「あー日本語だー。」
店「日本からでしょ。」
私「彼女は韓国人だよ。」
店「そうなんだー、これはサムギョプサル、で、これがモクサル」
韓国語も可!プロ!
ナ「んー、じゃあ、
サムギョプサル3ブロック」
店「オーケー、他には?」
ナ「じゃあ、
モクサルも3ブロック。」
…計6ブロック!?
店員さんが持ってきたのは畳んだバスタオルくらいある豚肉。
ここから、1…2…3…と骨を数えていき、3本目で3ブロック。
ちょっと厚めのフェイスタオルくらいになったよ。
それが2つね。
私「ナギョンさー、これどんくらいで食べるの?」
ナ「外食したりもするから、
一週間くらいかな。」
凄まじい消費量っ!!!!
おみそれした。
彼女はさらにチキンやら、魚やら買っておりました。
まとめと感想
多分韓国では毎日夕飯の買い物に行く、という人はほぼおらず、一週間に一度週末家族で一週間分の買い出しに行くのが一般的。
だから彼女も一度にドバっと買うタイプなんでしょうね。
一番よくわかったのは、
一人でもこんだけ抱えて帰れるんだ、
ってことですね!
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