こんにちは!たびなすびのちかです。
近年は春と秋がほとんどなかったのではないかと感じられるような年もあり、冬嫌いの私は10月くらいから戦々恐々としてしまいます。
以前は「夏大好き!」と公言していたのですが、モロッコを訪れてからは暑さの恐ろしさが嫌という程わかったので、おいそれとは言えなくなってしまいました。とはいっても雪の日にはちょっと気がめいります。
東北出身にもかかわらず…
ちょうどいい島ランカウイ
冬嫌いの怠け者である私たち夫婦は、冬休みをもらうと1日も無駄にするまいと、初日から最終日まで南の島に行けるようチケットを探すのが毎年の恒例行事となっています。
いくつかの島を訪れた結果、休暇を過ごすにはランカウイ島が最高だといつも話しています。
・観光商業エリア、高級リゾートエリア、市街地など、それぞれに雰囲気が違う。
→島もあまりに小さいと1週間もいれば飽きる
・レンタカーやバイクを借りることができ、交通量も少なく、道も舗装されている。
→交通手段がなく徒歩だと近所にしか行けないから飽きる
・適度に開発されているので、冷房の効いたカフェでのんびりすることもできる。
→便利さに毒されているため、大自然だけでは数日経つと生活が面倒くさい
・巨大な夕日が水平線に沈むのが絶景。
→ロマンチスト夫に初めて気持ちが追いついた
・免税の島なので、ビールが超安い(マレーシアは宗教上酒類の税金が超高い)
→マレーシアでお酒は日本より高い。免税店で大量買い、部屋の冷蔵庫にストックして飲みほー!
・しかし、街中では中華系のお店以外でお酒を出さないので、若い欧米人が騒がない。
→お酒がなければ彼らは叫ばないし踊らない
人それぞれ価値観が違いますが、飽き性で面倒くさがりで、ふだんなかなか浸れない酒好きな中年の方にオススメです。
ランカウイで事件発生!?
初めてランカウイを訪れたときは、ドライブしたり、海に潜ったり、夕日に浸る夫をからかったりと結構忙しく遊びまわり、夏を満喫していました。
ある日、ヘトヘトでビールまであおり、1日を振り返りながら部屋でうとうとしていると、突然、
パンパン!
私「なんか聞こえなかった?」
夫「いや?なにも」
パンパン!パンパン!
私「ほら!」
夫「本当だ、まさかこれって…」
パンパンパン!!
『▲☆=×&◎♯!!!』
じゅ…銃声!
なんか叫んでる!しかも近づいてくる!
頭は大パニックですが、怖すぎてベッドから動けません。私たちはちょっと離れたロッジに止まっており、部屋はWiFiも不通。
どうしようどうしようと焦る二人。
ドアを開けて確認しようにも、もし、もし本当にそうだったらと思うと、怖くて足が動きません。
その間にも何度も鳴り響く銃声音。隣のロッジの人はどうしているんだろう、他に話し声は聞こえません。
恐怖で固まること1時間、銃声は治まったものの、まだ小刻みに震え家族への伝言など考えていた私に、夫は
「リスクはあるけど、ちょっと外見てくる!千佳はここを動かないで!」
と私が止めるのも聞かずにドアをあけ、出て行ってしまいました。
たくましい… どうかご無事で…
涙目になりながらの長い長い10分が過ぎ、無事夫が戻ってきました。
「あれ、花火だって」
・・・はなび!!!
「笑われちゃったよー、皆普通にビリヤードとかしてた。」
家族の伝言まで考えていた私って一体・・・
ロケット花火っていうんですか、筒状のから火の玉がでてくるやつ。あれを地元の少年がしてたんですって。
確かに本物の銃声は聞いたことがありませんから、聞き分けられるわけがありません。
他のお客さんは聞き分けられたんでしょうか。ロシア人ばかりだったので(意味深)。
というわけで大げさに騒いだことをちょっと反省したのでした。
ランカウイは安全な島です!安心してお越しください。