たびなすび日記

かつてクイズ番組の優勝賞品としてメジャーだった場所|ペナン島

10月某日

前日に雨でびしょ濡れになったので、この日は裸足でビーチを4キロ走り、砂まみれになってみました。

日が暮れはじめる午後6時過ぎに向かったのはペナン北部のバトゥフェリンギビーチ。

その時代を知りませんが、このエリアに詳しい元ビーチボーイのビーチアンクルによると、80年代はどのホテルもお客さんの大半は日本人だったようです。

「ここ2〜30年は日本人観光客が来なくて寂しいよ」

そんな話はビーチボーイからだけでなく、観光産業に携わっている年配の方々からもときどき聞きます。

近すぎず、それほど遠くないペナン島はかつて新婚旅行の目的地だったり、クイズ番組の優勝賞品としてもメジャーな場所だったみたいですね。

そう考えると、もしかしたら、バトゥフェリンギは今よりも昔のほうが活気があったのかもしれません。

僕を含めた一部のマニアが聖地巡礼として訪れるスポット、

かつてドラマ版「深夜特急」のロケ地となった「Ah Beng Guest House(アーベンゲストハウス)」があった場所には「By The Sea」というリゾートコンドミニアムが建ち、

街の風景は以前とはだいぶ変わってしまったのかもしれませんが、

それでも「活気のあるリゾート観光地」と言うよりは、「ローカルの人たちがだらだらと過ごす場所」、バトゥフェリンギはそんなイメージです。

※ 左側が「By The Beach」で右側がビーチ

車で「By The Sea」の先へと進むと、広い駐車スペースがあるので、この日はそこに車を停めることにしました。

「私は日没までビーチでぼーっとしてるとかできないから、車で仕事するなり、何かしてるわー。ヨシ、一人で浸ってきなよ!」

パソコンを持ってきたチカがそう言うので、空が色づきはじめるまで、裸足でビーチを走ることにしました。

一人夕陽に向かって心を整えているインド系の男性、凧あげをしている欧米人の家族、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えたマレー系のカップル、そして、馬、そこにいた誰もが夕陽に照らされながら近々発表されるであろう移動制限の緩和を待ち望んでいるように見えました。

僕たちもそう。

ロックダウンが解除され、日常に戻ったら、PCR検査など、出国に様々な手続きが必要な海外旅行はもう少し我慢して、ひとまず、マレー半島を車で一周できたらなと思っています。

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