たびなすび日記

ビネガーバーのおばちゃんの情熱に負けた

9月21日

これまで、ペナン島の市場やショッピングモールで、積極的に接客されたことはほとんどなく、お店に入っても、まるで家にいるかのように大笑いしながら、YouTubeを観ている店員さんがいたりするので、お店の人に何かを聞きたいときにも、あまり畏まる必要がなくて、とても買い物がしやすい雰囲気があります。

決して無愛想でお客さんに対してのマナーがなっていないとか、そういうのではなくて、お客さんがいないときや、お客さんが店員さんを必要としていないときは、のんびりとしていて、距離感がいいんですよね。

でも、ごくごく稀に情熱的な販売員がいるお店があります。

ペナン島北側にあるツインタワーコンドミニアム「ガーニーパラゴン」に隣接したモールのビネガーバー「Vinegplus」がまさにそう。

ここはフリー戦略もうまくて、試飲用のお酢ドリンクが2段階で提供されたりします。

最初は小さな容器に入った”飲むお酢”を、気に入った様子を見せると、”お試し”というレベルではない量の本格的なお酢カクテルがタダでもらえることがあるんです。

今年はロックダウンで家にいる時間も長く、健康的な暮らし…にも意識が向いていたので、ふと「いつも無料で試飲させてもらってるし、今日は買って帰ろうかな」と思い、足を止めて声をかけてみたんです。

そしたら、待ってましたと言わんばかりに商品メニューを広げ、電卓を打ちながら、「3本買えば、1本につき10リンギットずつ割引してあげるよ!ここに並んでるお酢よりも、アップルとかさ、こっちページにあるもの方が安いから、これとこれも一緒に。さぁ、どう、3本?ダメなら、2本でもいいよ。2本でもサービスするから」と、3本まとめ買いを勧められました。

ペナン島では珍しい熱い店員さんと出逢うことができたのも何かの縁でしょう。

おばちゃんの勢いに負けて1本買うことにしました。

すぐ隣のスーパーには韓国産のホンチョやミチョなど、低価格の”飲むお酢”があるのはわかっていたんですけどね。

運動して、お酢飲んで、快腸生活目指します。

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