9月10日
「ちかさん!久々に、漢記のポークヌードル、どう?」
「おぉ、外食できないから、その存在を忘れかけてた!いいねぇ。」
ぐるっとひと回りすると6キロぐらいあるペナン島ジョージタウンの中心エリアにはローカルフードレストランやカフェなどがひしめき合っていて、「今日何食べよっか」と、お店選びに迷ってしまうことが多いんですよね。
「漢記」というレストランのポークヌードルは、そんなときにたどり着くメニューなんです。
今はロックダウン中で、残念ながら店内飲食は禁止されているのですが、フードデリバリーアプリにお店が出ていたので、この日は店頭でのフードピックアップの予約注文を入れておきました。
予約時間の16時になり、お店の前に到着するも、茶色くて重いお店のドアは閉まったまま。
開いている気配すらありません。
ノックをして、中を覗いてみると、おじいちゃんが出てきました。
そして、「今日はやっていないよ」と。
「Foodpandaで注文して、予約した16時になったから、取りにきたんだ。支払いも終わってるんだけど…」
「それについてはよくわからないよ。お店はクローズだよ、ソーリーソーリー」
おじいちゃんは何のことやらという雰囲気でした。
予約注文をいれたFoodpandaというフードデリバリーサービスのアプリに連絡してみたところ、やはり、レストランはクローズで、アプリに反映されていなかったとのこと。
支払った22リンギット(≒580円)は返金してもらいました。
お腹も空き、舌はポークを待っていたので、帰り際にホーカー(屋台村)に寄り、豚肉入りの炒飯と炒河粉、スープは肉骨茶を買ってかえることにしました。
ボスっぽさが出ていた店主らしきおじさんに「need ヤサイ?」と日本語で聞かれたので、日本語で「あ、うん!」と答えると、周りいた3人の男性店員は喝采。
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「ワオ!ボス!日本語できるのか?いま、何て言ったんだ?」
「日本語でVegetableだよ」
そんな会話をしているようでした。
中国語だったので全くわからないんですけどね、雰囲気で、何となく。
ボスと僕の「ヤサイ?」「うん」というたった3秒の日本語によるやりとりで店は沸きました。
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