こんにちは!たびなすびのちかです。
旅先ではいろいろな国の人達と出会います。
人種も国籍も様々なので、同じ宿に泊まっていても、同じツアーに参加しても過ごし方は十人十色。
ここでこうするのか!などと驚きの行動を目撃することもよくありますが、腹が立つことはほとんどありません。
むしろ好奇心のほうが勝ち、いいもの見せてもらったな、と思うことのほうが多いです。
画になる!欧米人
幼い頃からハリウッド映画を見まくっている影響が大きいと思いますが、とにかく欧米の方は何をしていても様になります。
アジア人が様にならないというわけではないのですが、どうしても身内感が出てしまい、客観的に見ることができません。
中国人のおばちゃんがパンを食べていても「あ、うちのおばちゃんがパン食べてるー、あんなにチョコレートつけて太るよー」という感想を持ってしまうのですが、フランス人のおばさんが同じことをしていた場合「フランス人ってチョコレートあんな風につけて食べるんだー。私もやってみようかな。」などと思ってしまうわけです。
そしてチョコの食べ過ぎで中国人のおばちゃんより先に胸焼けするのです。
見るのと実際にしてみるのとでは全然違う
欧米人の旅の過ごし方はとても自然体で快適そうに見えるため、さらに画になるのでミーハーな私は真似をしてみたくなります。
ちんちくりんジャパニーズが画になるどころかコントになっていても、自分の目には見えません。
目に映るのは自然体の画になる欧米人、それを真似して自分は快適に過ごす。
最高じゃないですか!
早速真似してみましょう。
■青々とした公園の芝生に直接寝っ転がる
サングラスを掛けながら、晴天の空を背景に横になり読書をするヨーロピアンカップル。自然光を浴びて、とっても気持ちよさそうです。一人はあおむけ、もう一人はうつ伏せで肘を立てながら熱心に読んでいます。
たまに言葉を交わしながら彼女の髪をかきあげる彼氏…
私も夫に髪をかきあげられたい!
早速ダラダラ歩いている夫より先に芝生に陣取り勢い良く横になります。
ゴロン!
…
湿ってる…
じとっと背中が土に一体化を促されてる…
天気がいいとはいえ、芝生の下の土には若干の水分が含まれ微妙な湿気が気持ち悪いのです。
あのカップル、よくこんなところでゴロゴロできますね…。笑顔が狂気に見えます。
瞬時に立ち上がると後から来た夫に「背中汚れてるよ」と髪ではなく汚れを払われました。
■カフェラテに固めのパンを湿らせて食べる
これも欧米人がやってるのをよく見ます。
朝食時にカフェラテを美味しそうに飲みながら、ちょいちょいっとパンを付けて食べるのです。
洋食のこなれてる感が出ていて、粋な食べ方でなかなかおいしそうに見えます。
普段はブラックしか飲まないくせに、この日は真似してカフェラテを注文。
どっさりとチョコやジャムを塗る夫を横目に、私はハードパンを皿にチョイス。
私のパンにジャムを塗ろうとする夫を制し「私のお供はカフェラテなの」と言うと、カップの中にパンを入れると口に放り込みました。
なんか…
ボヤッとした味…
パンの気泡部分にたっぷりとカフェラテが染みこみ、異常な重さになったパンは重さに耐え切れずベチョベチョの準液体に…。
体勢を保てなくなったパンの一部はカップの中へと沈んでいきました。
「食べ物で遊ばないほうがいいよ」という夫の言葉を背に、チョコパンを取りに再度席を立ったのでした。
■夜ビールを飲みながらテラスで読書をする
これは絶対に外さないでしょう!
夏の夜なんか最高じゃないですか。
エアコンのガンガン効いた部屋の中で過ごすより健康的ですし、読書とくれば知的も加わる。
今回は夫にも自信満々に提案し、二人で漢字とひらがなの本とビール持参で、アルファベットの本がならぶベンチに腰掛けました。
さてと、本を開いて…
…
虫凄すぎ!
え、みんななんで平気な顔してんの!?
蚊なのか、アブなのか、蛾なのかわかりませんが、バチーン!バチーン!と本のカバーに体当りしてくるんですけど!
明かりの下で読書しているため、その光を目指して虫達が一斉に飛んで来るのです。
「全然本に集中できないよ…」
「もしかしてアジア人しか虫に刺されないとか!?」
不審に思い周りを改めて見渡してみると、手足がみんな斑点だらけ!(虫刺されの跡)
「刺されてるよ」と教えてあげたら、「外だからね」と答えられました。
だよね。
もう無理だ…。彼らにはついていけない…。
外での読書を諦め部屋の中に入ると、中国人とマレーシア人、日本人が仲良くお菓子をたべながら談笑していました。
「まぜてーーーー」
「いいよーーーー」
部屋の中のほうが超快適でした。エアコンいいわー
育った環境の影響力はやはり絶大ですね!