こんにちは!たびなすびのちかです。
ちょっとネガティブなタイトルになっちゃいましたが、大事なことだと思ったのでシェアしようと思います。
私は生まれ育った日本を出て15年以上(留学等も合わせたら20年ぐらい)になりますが、その間、海外に住む日本人にたくさん出会いました。
もし日本の地元にずっといたら会えないような面白い人達に会えて、こういうのも海外に住むメリットだなーと実感。
その一方で、海外生活に慣れず苦しんでいる人もいました。
海外に住んでいるからといって、皆が皆、オープンマインドで社交的で適応力が高いわけではない!
当たり前だけど。
日本から飛び出し「海外は自由!」と謳歌する人がフォーカスされがちですが、好きで来てても「予想と違った…」って場合もあるし、意に反して海外生活を送ってる人もたくさんいます。
海外生活でうまくやっていけない、ストレスが溜まる一方…。
もし、ちょっとでもそんな気持ちになってる方に、今回はちょっとだけ話を聞いてほしい!
最善策としては「日本に帰国」ですが、そうもいかない、もうちょっと頑張ってみたい場合。
2つの改善案を提示したいです。
- コミュニティをできるだけいっぱい作る
- しゃかりきに語学力(現地語、英語)を必死で磨く
これで、もしかしたら鬱々感がちょっと解消されるかもしれない!
※ここでいうコミュニティというのは「目的を持ったグループ」だけでなく、単に「友達・知り合い」も含んでます。
【回避案1】自分が所属できるコミュニティをできるだけいっぱい作る
皆、人と交流することで幸せになり、そこで問題が起こるから不安になりますね。
大体の悩みは人間関係でしょ、それは海外生活でも同じです。
でも日本とちょっと違うところ、それは、知り合いが極端に少ない、日本語を話す人が少ない、今までの常識をわかってくれる人が少ない。
そのため、所属できるコミュニティが狭くなってしまうのが最大の難点。
コミュニティが一つしか無い場合、そこで問題が起きたら、朝から晩まで頭の中がそれでいっぱいに…。
切り替えスイッチがないからね。
私が今まで身近で見てきた例をいくつか挙げてみます。
まず、Aさんの場合。
Aさん:日本から来てすぐの現地採用日本人|単身(独身)
来たばかりですぐに仕事が忙しくなり、「現地での友達=日本からきた同じ境遇の同僚」という状態。
飲みに行くのも週末に遊びに行くのも特定の同僚。
現地ではこの同僚としかコミュニティがないので、彼らとイザコザが起きようものなら、大変!仕事が終わっても、ずっとそれが気になって眠れない…。
ってなっちゃうことも多かった…。
続いてBさんの場合。
Bさん:現地採用の後、現地の人と結婚した子持ちの在住10年目
同じく激務ですが、小さい子どもがいて保育園のお迎えがあるので、仕事中はほぼ雑談せずに早く帰ることに集中。
ダッシュで子供を迎えに行き、家に帰って家事を済ませる。
週末は子供の行事やら、義実家に行ったりやら。
たまの休暇は、忙しい配偶者に「行っておいで」と言われ、子どもを連れて、趣味の海外旅行へ。
Bさん談、
…どうでしょう?
Bさんは日々忙しすぎて、一つの問題を悶々と考えてる暇がないんですよね。
これは、結婚してるほうがよくて、子供がいたほうがいい、という単純な話ではありません。
逆に仕事が忙しいご主人を持った奥さんが、海外生活のワンオペ育児に疲れてノイローゼになることだってありますもんね。
そこでも、重い腰を上げて、ママ友コミュニティにいくつか顔を出したり、保育園に入れたり、ベビーシッターさんやメイドさんを雇ったりしてコミュニティを広げる必要があるんです。
自分の健康のために。
また他の知り合い、Cさんの場合。
Cさん:まだ来て1年足らずの現地採用組
職場では決まった会食以外には参加せず、またたく間に帰宅。
夜はオンラインゲームにハマり、家で仲間たちと交流。
週末はオフ会(?)のようなものがあり、ツイッターやインスタで知り合った近所(現地)の人と遊ぶ。
そのため、あっという間に現地語が上達。
こんな人もいます!
単身で来て、平日は引きこもりっぽいのに、実はめっちゃ充実した生活を送ってるという…。
今は恵まれたことに、インターネットというものがありますからね!
出不精だったら、ネットの中のコミュニティでもいいと思いますよ。
もっと多くの人と繋がれるし、マニアックな趣味でもわかってくれる人に出会えたりするし。
だけど同じことでこれも一つじゃだめで、いくつも持っていることが必要。
私の場合
最後に私の話ですが、韓国から中国、そして、台湾のあと、再び韓国に戻ったばかりのときは、韓国に慣れず(こんな時代もあった!!)、挙句の果てには韓国人に八つ当たりするほどひどかった…。ごめん…。
知り合いも彼氏(ヨシ)のみで、韓国人とは相容れない!と遊びもせず、かといってヨシ以外の日本人は周りにおらず。
かなりナーバスな時期があったんですが、
と思い、
- 同僚の韓国人と仲良くする
- ヨガスクールに通う
- 学校にも通う
- ヨシの知り合いも積極的に誘う
- 家に誰かを招待する
- イベントは興味がなくても行く
- イベントを主催する
など思いつくもの全てに手を出していったら、韓国人の友達もいっぱいできたし、知り合いも激増したし、韓国生活が激変しました。
こういった個人的な体験からも、コミュニティは多ければ多いほどいいと思ってるので、とりあえずいろいろ試してみて、居心地がいいのを続けていくのがいいんじゃないかと思います。
たまに趣味でも、一度入ったら半強制みたいなコミュニティもありますからね、自分が負担になり始めたら、サクッとやめましょう。(超大事)
これも健康のためです!
現在の私達のペナン生活の場合はこんな感じです。
【オフラインで実際に会っている人たち】
- 買い物友達
- 週末ご飯友達
- テニス仲間
- ダイビング仲間
- 仲良くなったGRABドライバー
- コンドミニアムのご近所さん
- ブログから連絡をくれた方
- インスタから連絡をくれた方 など
【オンライン上でやり取りする人たち】
- コミュニティいくつか
- ブログ
- インスタ
- フェイスブック
- 日本にいる家族
- ペナンにいない友達 など
※ 対面で会う人たちは国籍はバラバラ。みんな英語が母語ではないので、何となく雰囲気で通じる程度で大丈夫。オンライン上は日本語8割、夫婦別が半数くらい。
職場もないし子供もいないので、できるだけ積極的にコミュニティを増やすようにしています。
あとは、ブログやインスタなどでネット発信をしていると、共感してくれた方から連絡をいただいたりするので嬉しい!
ネット発信、超おすすめ!
【回避案2】しゃかりきに語学力(現地語、英語)を必死で磨く
コミュニティを広げるのが、海外生活を謳歌する一番の策だと思ってるんですが、そのためには
対象者を広げる
ということが一番重要です。
例えば、今住んでいるペナン島でいうと、
島内の人口は約70万人。
在留外国人は約9%といわれているので、約6万人強。
在留邦人は約3000人。
日本人がこの狭い島に3000人と聞けば「多いな!」と思いますが、全体と比較するとどうでしょう?
1%にも満たないですよね。
日本人の購買力とマーケットはまだ成り立ってるので、英語がわからなくても生活には困りません。
でも、対象者を広げる、という意味では、英語がわかると100倍のチャンスの差が!
(ペナン島において、どのくらいの人が英語を理解し、他にどんな言語が話されてるのかと考えると長くなるので、今回は例として出しました)
場所によっては日本語だけでのコミュニティもたくさんあるので、それで満足できていれば全く問題ないですよ!
ただ、こんなこともありました。
という方。
いやいやいや…、どうかな。
私の個人的な考えですけど、人数が少なければ問題が起こってもなかなか消え去らないんですよね。
だって考えてみてください、
国籍を限定しちゃうっていうのは、例えば少人数の学校で寮生活してるようなもんですよ。
イザコザ起こるよそりゃ人間だもの。
どんな学校だって起こるよね?
転校したからって寮生活を続ければ、同じことが起こるんではないかと。
そこで!
寮生活ではなく、いろんな学校を転々とする毎日だったらイザコザが起こっても思いつめないんじゃないですか、ってことです。
退学すればいいんだからー。
日本人コミュニティは特別…という噂が本当かどうかわからないし、実際にどっぷり入ったことがないけど、知り合いが属している、在外韓国人コミュニティも、在外ドイツ人コミュニティも、
めっちゃ揉めてるの見たよ。
人数少ないとしょうがないんだ、多分。
人間だもの。
多分それでも平均的に日本人より語学力があるので、コミュニティを広げやすんだと思うよ、他の外国人は。
それが息抜き、楽しく過ごす秘訣につながってるんんじゃないかと思います。
だから、ちょっと限定的コミュニティに疲れてるんだったら、そこに行くのはお休みして、
しゃかりきに現地語(もしくは英語)を勉強することをおすすめします!
単語覚えるのに忙しすぎて、悩みも忘れちゃうかもよ!
そして友達を100倍に〜
【まとめ】海外で楽しく生活するにはコミュニティを増やす!
海外生活は自由!開放的!というイメージが強いですが、自ら行動範囲を限定してしまうと、日本にいるより窮屈になってしまうこともあります。
私の長い海外生活で切に感じてるのが「コミュニティの多さ」の重要性。
これ、日本でもそうですよね。
海外でも同じ。
特に日本人コミュニティが発達している地域に行くと、日本語だけで生活が成り立つので便利ですが、反面コミュニティが限定されるというデメリットもあります。
海外で日本人と仲良くなるのはもちろん心強いし、本当にありがたい!
だからこそ、その関係をいいものにするために、+αを増やすのも海外で健康的に暮らす秘訣の一つかな、と思います。
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