韓国生活

韓国インスタントラーメンのド定番・辛い・辛くない・変わり種を紹介!

こんにちは!たびなすびのちかです。

韓国釜山での10年にも及ぶ生活を終え、マレーシアに引っ越してきました。

これで韓国とのつながりもなくなるのか…と思ってたんだけど、

 

突然のキムチ中毒発症。

※キムチ中毒とは、一定期間キムチを摂取しないと「キムチーーー!食いてえ!」とキムチを欲するあまり言葉遣いまで悪くなる現象。(命名私)

 

その後、一ヶ月に一度自家製キムチを漬けるなど、結局韓国料理まみれの生活を送っています。

日本食材店にはもう半年近く行ってないけど、韓国食材店には週3で行ってるほど…。

 

それではたと気づいたんですが、韓国食材のコーナーって、

 

インスタントラーメン多すぎ。

 

しかもパッケージ真っ赤。

ラーメン=赤=韓国的思想。

 

韓国生活を思い起こすと、結構韓国人ってインスタントラーメンに頼って生きてたなーって、しみじみ。

 

例)

コンビニ飯⇒ラーメン

キャンプ⇒ラーメン

海水浴⇒ラーメン

合宿⇒ラーメン

今日はご飯作りたくない⇒ラーメン

食事にスープがない⇒ラーメン

 

というように、ラーメン依存度が半端ない…。

日常では結構健康に気を使う韓国人が多い中、ラーメンに関しては寛容な謎。

 

ということで、韓国人が大好き韓国ラーメンを海外で発見し、私は狂喜乱舞なんですが、

「同じに見えて、何買えばいいか全くわからん。」

という日本人友の言葉にハッとしました!

 

韓国に精通してなきゃ全てが辛ラーメンに見えると言っても過言ではない!

ということで、韓国ラーメンを目の前にしてはてなマークでいっぱいになってるあなたにお届け。

 

韓国インスタントラーメンの解説と選び方、そして作り方〜〜〜。

 

韓国でラーメンと言えば『インスタントラーメン』でフライ麺

まずその前に、韓国語ではラーメンを「ラミョン(라면)」と発音し、ラミョンはほぼ100%、

 

インスタントラーメンです。

 

日本の外食で食べるラーメンは「イルシク(日式)ラミョン、イルボン(日本)ラミョン」または「ラメン(라멘)」と日本風に発音し、区別されます。

韓国ではブンシク(軽食屋)や学食でもラミョンがメニューにありますが、もれなくインスタントラーメンが出てきます。

 

最初の頃はびっくりでねー。

日本語塾でさ、

 

韓「先生、食べ物は何が好きですか?」

私「私?ラーメンが一番好きです!」

韓「そうですかー、じゃあ韓国に住んでてよかったですねー!」

私「え、何で?」

韓「だって韓国にはラーメンはたくさんあるじゃないですか!」

私「はああああああ!?」

 

というやり取りもあったっけ…。

今ならわかるよ…、彼女はラミョンをラーメンと直訳しちゃっただけ…。

なのに私ったらさ、

 

「韓国のラーメンはインスタントじゃん!味も辛いだけじゃん!日本のラーメンなんて何年も修行して店を持つほど奥が深いんだから!!」

 

なんて若気の至りで血気盛んに答えちゃったんだよね。

今や韓国ラーメンを家に常備してるんだって、彼女に伝えたい…。

 

韓国のインスタントラーメンは、日本のようなノンフライ麺はほとんどありません。

基本はフライ麺で、真っ赤な粉のスープが入っています。

辛ラーメンを一度でも食べたことがあれば想像しやすいと思いますが、あれが基本形。

スープが基本赤なので、パッケージも赤が多くなっていると。

 

日本のように、醤油、味噌、塩、豚骨などの味はなし。

…辛ラーメンのスープの味が基本で、エビ入り、イカ入り、キムチチゲ風味、昆布入りみたいな感じで差別化してます。

だから、結構微妙な差。

 

試食の際のアドバイスとしては、日本のインスタントラーメンからは離れて考えたほうが、スッと受け入れやすいですね!

 

【ド定番】の韓国インスタントラーメン

雨後の筍のように次から次へと新商品が発売される中、根強い人気を保つド定番のラーメンはこちら!

辛ラーメン

 

王者ーーー!!!

結局辛ラーメンです。間違いない。

私も韓国友も新規開拓の旅に出ますが、最後にはここに戻ってくる。

なんたって韓国ラーメンの基本ですからねー。

辛ラーメンを作ってるのは農心(ノンシム)という会社で、そこのフライ麺は丸型。

その形に合わせて韓国のラーメン鍋が作られてるって言われてるくらいだからね…。

 

安城湯麺(アンソンタンミョン)

食堂で出てくる味に一番近いのがこのラーメン。

アレンジに向いてるかな、チーズとか卵とか全部入りしても受け入れる辛さ控えめな味。

私はあまり好んで買わなかったんだけど、その理由は「チキンラーメン的立ち位置」だからかな?

なんかねー、それだけで食べると物足りないっていうかねー、パンチが少ない 。

ただ、チーズ入りが大好きな夫がよく買ってきて揉める一品。

 

ノグリ

大好きーノグリー!

ノグリは韓国語でタヌキの意味、だからパッケージにタヌキがいる。

韓国内で販売されているノグリには乾燥昆布が入っていて、心なしかスープにも深みがある気がする…(輸入用には入ってない場合も)。

麺が一般麺よりも太いので、「ウドンみたい」ということでタヌキかな?

太麺は噛みごたえがあって気に入っている。

※オレンジパッケージは辛くない

 

オジンオチャンポン

オジンオ=イカ、チャンポン=韓国風中華海鮮そばです。

これは辛ラーメンより辛いので、私も食べる時若干むせる…。

多分海鮮テイストが大好きななので、むせても高頻度で食べる定番ラーメン。

この商品もどこに行っても大体売ってる。

 

他にも、

などがありますが、上記と比較すると控えめで無個性です。(それがいいという人もいる!)

 

【辛い】韓国インスタントラーメン

さて…

「韓国ラーメンなんだからさあ!激辛を知りたいんだよ!!」

という声も聞こえてきたようです…(いつ?)

では、ここからは激辛で私が二度と食べたくないと思ったものを。

 

トゥムセラーメン

日本語では「トゥムセ、トムセ、トゥンセ」と表記が一定しませんが、これです。

辛あああああいよ!

何でこんなに辛くするのか謎。

一口すすってむせて口が痛すぎてもう食べてないけど、激辛好きの友達はハマってよく買ってるから、味分かれば美味しいのかな?

我こそは!という激辛マスターにオススメ。

 

ブルダック炒め麺(ポックンミョン)

 

 

これはスープなしの焼きそばバージョン。

スープがないのでトゥムセラーメンよりはちょっとハードル低いけど、それでも辛いよ。

知らずに食べた時に衝撃だったので、レビュー記事も書きましたー。

※辛ラーメンは辛いうちに入らない韓国ラーメンの世界。

 

【辛くない】韓国インスタントラーメン

韓国人に聞いちゃうと、ピリ辛くらいじゃ辛くないと認識するので、和食のように「全く辛くない」ラーメンを探すのは大変です。

が、存在します!

海外旅行者数も年々増えているので、全く辛くないラーメンの存在も認識されてきており、徐々に増えている印象。

 

サリコムタン麺

韓国時代、ラーメンしか選択肢がない、でも辛いの食べたくない!という時には、サリコムタン一択!

真っ赤なラーメン業界の中で、数少ない優しさをもつサリコムタン…。

コムタンは牛骨スープという意味なので、ちょっとミルキー。

さっぱり!という感じではないですね。

 

辛くないと言いつつ、実はピリ辛なラーメン

他にも、

ノグリ(甘口)

 

ジンラーメン(甘口)

「甘口」とか「マイルド」とか書いてありますが、辛味はあります。

日本で発売するなら、「ピリ辛」って書かないとみんな慌てると思う…。

基本的に韓国ラーメンは全部辛ラーメンばりに辛いので、全く辛くないラーメンを探すのは至難の業だよう。

 

【スープなし】韓国インスタント麺

韓国には麺料理が豊富なので、様々なメニューがインスタントになっています。

その中でも定番の商品は、

 

チャパゲティ

ジャジャンミョン(ジャージャー麺)のインスタント版。

ジャジャンミョンは韓国中華の定番で、韓国人が海外で食べたくなるものナンバーワンらしい。(私の周囲調べ)

持ち運び可能なインスタント版はそういう人たちにも根強い人気!

 

ビビンミョン

 

辛いソースを和えて食べるビビン麺のインスタント版。

甘辛ソースがザ・韓国の味。

 

あと辛い麺で紹介した「ブルダック炒め麺」もスープなしです〜。

 

【結局私がいつも選ぶ】韓国インスタントラーメン

10年間、韓国のインスタント麺を見守ってきた私がいつも買うラーメンは、

辛ラーメン

ノグリ

オジンオチャンポン

 

の3つ!

ラーメンの山を目の前にしても、やっぱりこれ…。

 

なんかね、韓国のラーメンって日本のほど「全く違う味」が無いんですよね。

極端に例にすれば、

 

全部基本とんこつ味。

スープの濃さ、若干の風味、麺の硬さと太さで差別化している…。

 

こんな感じなので、どれを選んでも想定内の味。

「醤油かよ!!とんこつ気分だったのに!!」

ってことがないわけです。

 

お気に入りが見つかったら浮気しない一途なタイプ…それが私…。

※同じような味にも関わらず、チョイスは人によって違います。

 

ちなみに夫は

ジンラーメン(甘口)

安城湯麺(※但しチーズ入り)

辛ラーメン

 

だって!

辛ラーメン以外全然共感できなーーーい!

 

たまにブルダック炒め麺とか食べてる人だからね…。

 

韓国インスタントラーメンの「それっぽい」作り方

それではここからは、美味しいラーメンの作り方をご紹介〜

 

って、インスタントなんですけども。

 

と思うじゃん?

なのにね、韓国のブンシク(軽食屋)に行くとね、おばちゃんがさも「きちんとした料理ですよっ!」みたいに作るんですよ。

ラーメンなのに。

…とかいいながら、韓国在住10年目には「今日はラーメンにしよーっと」と、注文しちゃう不思議っ!

 

カップラーメンならいいですが、袋麺の場合、素のままだとちょっと寂しい食卓になりますね。

 

以下、完璧な韓国ラーメンの作り方

いちばん重要なのは、水の量!

絶対に袋の裏に書いてある量を守ってください。

<トッピング>

・卵(かなり必須)

・ネギ(オプション)

・チーズ(ラーメンの種類による)

<おかず>

・キムチ

 

これでパーフェクトラミョン!!!

と、韓国人の友人が言ってる…。

 

ここで「チーズ入りは安城湯麺に限る!」と夫が力説…。

麺がなくなったら、ご飯を入れると最高だと。

(ぽっちゃりの理由ここにあり)

 

確かにチーズが合わないラーメンもあるので、チーズを入れたい場合は全てに入れずに様子をみるといいでしょう。

 

おかずのキムチまで欲するようになったら、あなたも立派な韓国ラーメンオタクです!

ウェルカム!

 

 

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