キューバ

超物不足のキューバの暮らしをちょっとだけ体験!エコな世界だけど住むのは難しいかな…

こんにちは!たびなすびのちかです。

現在はマレーシアのペナン在住。

数年ほど前まではリサイクルなど関係なく、一緒くたに何でも捨ててよかったらしい(友人談)コンドミニアムのゴミ収集。

しかし最近は分別を促したり、環境に配慮しましょうね的な文言を掲げたりとエコ意識が高まってきている模様のマレーシア。

 

以前住んでいた韓国でも分別意識は高く、十種類以上にゴミを分けていました。

中でも、

「生ゴミは燃えるゴミにしちゃダメ!ちゃんと専用容器に入れて!」

というものがあったんですが、

 

嫌でねー。

韓国もゴミの分別はかなり細かい

だって考えてみて。

うちのアパートは24時間365日ゴミが捨てられるシステムになっていたんですけど、当然生ゴミ容器も収集所に鎮座。

韓国は日本と同じ緯度ですから、夏はそりゃあ暑くなるんですよ。日本の夏と同じく。

そこに全世帯の生ゴミが四六時中キープされていると。

 

激臭。

G。(虫の頭文字)

 

韓国製品にありがちなダイナミック容器なので、なんかさ、フタ空くときとか、

バゴンッ!!
って勢い良く空くもんだから、たまに、

 

何かの汁が飛んでくるんだ…。

 

ぎゃー!ばっちい…。

 

晩御飯を済ませて後寝るだけのときとかマジで行きたくないし、かと言って出勤前も嫌すぎる…。

まあそんなところにざっと十年くらい住んでたんで、マレーシアがちょっと分別を始めたところで、むしろ、

 

「え、この程度でいいわけ?私もっと分けられる能力秘めてますけど?」

 

ってなってる…。

 

多分日本はもっと細かいですよね。

日本の何が大変かって分別の細かさに加え、日時指定がかなり限定的なのが辛い!

物によっては週一で朝の数時間のみしかチャンスないとか、プレッシャー半端ない…。

ゴミ捨て担当してる家族には無条件で感謝すべき!

 

キューバを旅行して物不足の暮らしを垣間見る

生活するとゴミが出るのはもちろんなんですが、

そういえばいろんな国を旅して、自分が出すゴミの量が極端に少なかった国があったな、と思ったんです。

それは、

 

キューバ。

 

今やアメリカとの国交も回復したし、カストロさんも亡くなっちゃったので、激動の時代を迎えるであろうキューバ。

私達が訪れたのは2010年。

カナダ人が「アメリカ人がいないからキューバに来た」とかブラックジョークを飛ばしてた、そんな時期です。

なんで旅行をしててゴミが出ないのかと言えば、圧倒的な物不足。

 

・買い物してもビニール袋に入れてくれない。

・ジューススタンドは基本的にドリンクしてゴー、入れ物はガラスのグラス。

・ストリートフードの入れ物は普通の紙で、端をちぎってスプーンにして食えと言われる。

・水がすぐに売り切れになるので、ペットボトルを手に入れる回数が減る。

・商品は裸で売ってるものが多い

 

覚えてるだけでこういう違いがあり、余計な包装がないので(むしろ足りない)ので、たまにビニール袋やペットボトルを手に入れると、

次いつ手に入るかわからないので、

 

宝物のようにキープするようになります。

 

結果、同じものでもゴミじゃなくなると。

 

キューバのような暮らしがエコで理想の世界!?

今声高に叫ばれてるエコって、究極キューバみたいな世界を理想としてるんじゃないですかね。

キューバは経済封鎖されてたので資源が全然足りなくなり物不足に。

苦肉の策でエコ国家に転換したんですが、非常に感心しました。

 

指導者の政策とかもピッタリハマったのかもしれないし、様々な要因はあると思いますが、

農業も有機肥料を使って生産できてるし、医療制度も整っているので、平均寿命は80歳近くでアメリカ抜いてます。

 

ね!もうある程度成長が進んだ国家ならキューバみたいに方向転換すればいいじゃん!って浅はかな私は考えた…

 

だが。

 

2週間も耐えられなかった…。

短っ!

 

なぜなのか。

 

物不足キューバが教育・医療制度と引き換えに諦めたもの

教育制度もきちんとしてるし、病気になっても大丈夫。

食料も配給されるので最低限の生活は保証されてるはずのキューバですが、

 

食のバラエティが無。

 

2010年の話ですよ!

一応外国人向けレストランはいろいろあるんですが(一品が現地の人の月給くらい)、及第点には全く及ばない味。

現地人向けの激安ローカルフードは、アイスか、膨らんでないパンのハンバーガーか、スイーツか、何種類かしかありません。

で、仕方なしに民泊のご飯を食べたんですが、それはめちゃくちゃ美味しかった!

感動したので、次の日もお願いしたら、

 

全く同じメニュー。

メインのみが変わるシステム。

 

車も素敵だけど、エアコンはないし故障は日常茶飯事だから自分でメカを直せるスキルが必要。

泊まった民泊も(めっちゃキレイで清潔だったけど)、ベッドのスプリングが壊れてたり、便座がなかったり。

あとは、

 

紙がない。

 

でも外でもじゃんじゃん買えるわけじゃないので、もうトイレの紙問題はドキドキですよ…。

もちろんネットなんて全くつながりませんでした。

 

で、思った。

確かに物理的には理想だけど、ここまで追い込まれないとそういう生活って実現しないのかもしれないと…。

 

2週間ぶりにメキシコのカンクンに出た(←出たという表現を使うところで察してくれ)ときの感動といったらね!

あんなに「飽きた、美味しくない」と言いまくってたタコスに感動したり、水がいつでも買える!っていう安心感とか、感想が安易ですけど。

 

先進的生活から物不足のキューバ暮らしはキツイ

私ね!私の話ですよ!

むしろキューバ的な生活のほうが居心地がいいわ…っていう人もいるのは重々承知です。

 

私はねー、難しいよねー。

毎日違うものを食べたいし、たまには腕のいいシェフの料理も食べたい!

最新のスマホとかパソコンとか大好きだし、技術革新とかにワクワクするし!

毎食料理するのとかも負担だし…。

 

でも!

便利さを知らなければ、不自由に感じることもないし、エコも習慣になれば無理なくこなせます。

しかし、先進国の最新技術にまみれた生活を長いこと送ってしまった以上、キューバのような総エコ世界には暮らせません。

 

今キューバは経済制裁を解かれ、最大の資本主義国家アメリカとも国交を回復しました。

超エコ生活を体験するなら、早く訪問したほうが吉だと思う!

 

多分キューバの人も一度便利な生活を味わってしまったらもう…。

 

 

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