ちきりん著『自分の時間を取り戻そう』を読んだら、「頑張った!」の意味が違って見えた

      2017/08/24

こんにちは!たびなすびのちかです。

何度か記事でも書いていますが、私はいわゆる会社員をしたことがありません。

しかも、日本で就職したこともないため、日本の社会人が常識として持っているものにはちょっと疎いと思います。

一時帰国できっと顰蹙を買っていることもあるのでしょうね…。

働く=時間制という観念がない

大学を卒業して以来、海外で日本語教師として働いてきました。

塾と学校が主なのですが、ほとんどが授業○時間で月額いくら、という給与形態。

授業はもちろん対面講義なので教室へ出向かなければなりませんが、授業の準備や事務作業はどこで行ってもかまいません。

授業が朝7時ならその時間に出勤するし、12時だったらそれに合わせて、とフレキシブル。

性格なのでしょうが、お金が発生しないのなら一刻も早く職場から離れたい!と思っていたため、授業が終わると10分後には退社していました。

 

そんな生活を新卒から10年以上続けていると、時間制で雇用されることがとてもストレスになります。

最後に働いた職場がまさにそう。

基本的に9時から18時までの勤務で、その間に授業、事務仕事などをしながら待機していなければならない。

人間関係も環境もとてもよかったのですが、

 

すごく苦痛でした。

 

なぜ何もしない時間にこんなところに閉じ込められるのか。

仕事も毎日8時間もかかるものはないし、いる必要性が感じられません。

時間を無駄に過ごしている感じがとても嫌でたまりませんでした。

皆してるから、は全然慰めにならない

日本の会社員のほとんどは、前述した時間制スケジュールで働いています。

中にはその時間で仕事が終わらず、残業までしていたり、通勤時間が凄く長かったり、もっと大変な環境です。

一方の私は、

 

残業はほとんどなし。

休日出勤もなし。

通勤は家から20分。

給料もそんなに悪くない。

 

「はあああ?めっちゃラクじゃん!何寝ぼけたこと言ってんだ!!」

と思う方も一人二人ではないでしょう。

日本にいる私の家族も、友人も、時間制スケジュールでもっと大変な仕事をこなしています。

皆社会人は、こういう風に仕事をしているんですから!

 

でもそう思おうと努力しても、

 

全然ストレス解消しない。

 

「皆、皆同じ!むしろあなたは恵まれてるほう!」と幾度となく言われましたが、

 

このセリフ、全然効果ないです!

フランス人が休みが足りないと言っている

「有給休暇消化割合が、日本はすごく低い!」というニュースが時々流れます。

東アジア全般はそのようで、ここ韓国も日本と下位争いをする働きぶりで、労働時間は年々長くなるばかり。

 

一方、いつも上位に君臨しているのがフランス

なんと30日間もある有給消化率は、

 

100%!

 

なんともうらやましい限りですが、実は驚いたのはそこではありません。

「有給休暇の不満度」第一位がなんと、

 

フランス。

その割合なんと90%!

(ちなみに日本は51%)

 

ここで言いたいのは、何日ならよくて何日なら足りない、という表面的な日数はほとんど関係がないということ。

 

全てはその人の価値観ひとつ。

 

例えばフランス人にいくら、

「いやいや、日本ではみんな有給全部取らないよ!30日も休むなんて日本じゃありえない!」

と言っても、

 

全く意味ない…。

まるで私じゃんか!

 

そう、私は大学を卒業して以来長年の働き方によって、自分の気持ちに素直すぎる人間へと変化してしまったのであります…。

頑張れない自分にちょっと悩む

夫も同じ職業ですが、勤務時間が決まっていないため朝は遅めに出勤します。

が、退社時刻もないため、完璧主義の彼は授業準備にプロジェクトにと時間がかかり、

 

帰宅は決まって午前様。

しかもほぼ毎日!信じられん!

 

食事も遅い時間に出前を取ったり、一日一食でどか食いしたり、と身体にも悪そうです。

心配ですが、「仕事だから。」「終わらないから。」と言われればどうしようもありません。

 

一方、私は一分でも遅く退社したくないので、ほぼ午後6時には会社を出ます。

仕事が終わって無くても出ます。

だって仕事が無くても拘束されており、すでに会社に貸しがある気分なので、残業なんて絶対にしたくない!

もしどうしても終わらせなければならない仕事の場合は、休憩もせずに一心不乱に6時を目指してなんとか形にします。

 

でもですよ。

夜は暇そうにビールを嗜んでいる私を見て、ある人はこう言いました。

 

「旦那さん頑張って遅くまで働いてるのに、奥さんがビールなんか飲んじゃって…全く。」

 

いやいや、おかしくない?

 

確かに夫はめちゃくちゃ仕事量が多い。私よりきっと多いでしょう。

でも私はビールの時間を確保するために、どれだけ計算して仕事をしていると思っているのじゃーーー!

 

まあ、でもね。

これワーキングマザーとかさ、そういう人だったら「なるほど!時間の使い方素晴らしい!」とか思われるんだろうけど、私なんかスルメ食べながらビール飲んでるだけですからね。理解得られないよね。

 

だってさ、よく言われるんですよ。

 

「ちかちゃんって、私の友達に超似てるんだよねー、

でもその子はもう少し真面目。」

 

って。

1度や2度じゃないのよ!これが!

理解者が現れた!!!

そんな私の言葉にならない違和感を、はっきりわかりやすく言葉にしてくれている本があったのです!

↓コレ

 

ちきりんは「Chikirinの日記」で人気の社会派ブロガー。

あれ?と気になる社会問題について、わかりやすく、斬新な切り口を記事で提示してくれるので、ブログはよくチェックしていました。

 

この本では、

 

皆、仕事が多すぎる、忙しすぎる。でも、それを時間をかけることで解決しようとしてない?

仕事を最優先に考えすぎて、人生の貴重な時間を削ってない?

 

という問題提起がされています。

 

じゃあ、どうすればいいのか。

時間をかけることで仕事を終わらせようとしないで、

 

生産性を重視しようよ!

 

と言っています。

 

例えば、今まで5時間で5つやっていた仕事が7つになった!

2時間伸ばそう!と思ったらそれは生産性を考えていないということ。

5時間で7つを終わらせるように、いろんな工夫をしましょうよ。と。

 

いやいや、でも今まで1時間に1つしかやってないんだから無理だよ!2時間残業するしかない!

というのは思考停止。

 

人生って意外と時間ないよ!

2時間の残業代は、あなたの人生の2時間に匹敵しますか。

と。

 

そう!そうなんですよ!

私は2時間の残業で、ビールを飲みダラダラする時間を失いたくはないんだよ!

だからどうにかして6時に仕事を切り上げているのだよ!

明日死んでも悔いがないように!

 

そういうことだったのか…。

 

ちきりん(本の著者)がいう生産性とはこういうことです。

 

毎日掃除するのにかかる30分と、留守中に稼働するお掃除ロボット。

30分×30日=15時間と、お掃除ロボットの価格を比較し、自分に価値があるほうが生産性が高い。

 

毎朝会議室で開かれる慣例の会議、いつでもログインできるウェブ上での意見交換、いい意見がより多く集まるほうが生産性が高い。

ツアーでバスに乗っているだけで楽に旅行するのと、バックパックで安く時間をかけてリサーチしながら旅行するのと、より自分が楽しく満足できるほうが生産性が高い。

 

仕事の中だけでなく、生活のありとあらゆる場面で生産性の高さを意識すると、非常に楽になる!

 

本の中には様々な忙しすぎる人が出てきます。

 

役職がついて、部下がつき広範囲に仕事が広がったサラリーマン。

家事も育児も完璧にこなそうとするワーキングマザー。

ブラック企業を辞めフリーランスなったものの、仕事が断れずに個人ブラックになる女性。

 

皆希望がかなったのに、疲れ切っている…。

彼らはどうすれば人生を豊かに楽しくできるのか。

時間に余裕をもたせることです。

 

ずばり生産性!

 

特に心に響いたのは、

「2万円家賃が安いからって、職場から30分遠いところに住むことを皆考える。でも、例えばアマゾンで30時間(往復1時間×30日)が2万円で売っていたら、結構沢山の人が購入すると思う。」

という意見。

お金って、毎日数字で目にするものだから皆大切にするけど、時間は目に見えないから意外と無駄遣いしがち。

でも、こうやって時間もお金のように数字で表すと、すごく大切なことがわかりますよね。

 

生産性とはすなわち、時間のムダ使いをしないこと。

 

帯には、

「仕事より自分優先で生きる方法を教えます!」

 

早速夫に読んでもらいましょう!

夫よ!もっと自分優先になってくれーーー!

(私は現状維持で大丈夫っぽい)

 

【韓国ではこんな感じで仕事してたよ!シリーズ】

生真面目が一番ダメ!韓国人に囲まれた職場で要領よく働く方法とは?

変幻自在の言葉『アラソハセヨ(わかってしてね)』のニュアンスが難しい!

韓国でピンチのときは「この場で一番かわいそうな人」になるべし!

韓国の職場ではケンカをふっかけちゃダメ!負けるが勝ちだよ

あまりにも子供っぽいケンカを見たので書いてみよーっと!@韓国

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