韓国生活

韓国に台風『チャバ』上陸!三階なのに水たまりができる不思議な被害が…

こんにちは!たびなすびのちかです。

日本に比べると天災の少ない韓国ですが、最近ではほぼ起こらないと思われていた地震も発生したりと油断はできません。

(地震詳細記事 ⇒ 韓国で史上最大の地震発生!震度3だったけど怖さはそれ以上だった!

 

とはいっても、夏から秋にかけて日本は台風の進路となることが多いですが、朝鮮半島へは滅多に来ません。

「日本は地震に台風に大変ねえ。」

と対岸の火事として見守ることがほとんどの韓国。

エピソードと言えば、2003年の『メミ』のことで、それは大変な被害でしたが、それ以来主だった台風は来ていないのです。

そんな韓国に台風直撃!

「今度の台風は釜山直撃だって!」

 

と、スマホに送られてきた『国民安全庁』からのメッセージを見た夫。

てか、国民安全庁って何…

オオゴト…

 

国民安全庁とは、セウォル号沈没事故を受けて、事故災害問題を統括する2014年に新設された政府機関だって!知らんかった!

ここ最近よく緊急メッセージが来るな、とは思っていましたが、国民安全庁が頑張っていたのか…。

日本も災害対策庁とか作ればいいのに、年中災害あるんだから。

いつ潰されるかわかんないけど、これからも連絡よろしくね!(着信が空襲警報っぽくて怖いけど)

 

夫「小中学校は釜山全域で休校だって!」

私「マジで。大学は!?」

夫「特に連絡ないよ。」

 

我らの職場は大学なので、かわいい学生が通学できるかとっても心配です!

 

「台風ーー!台風ーーー!!」

荒れ狂う外を窓から眺めながら、かめはめ波的なポーズを取る夫。

 

私「…あ!明日水曜日だから!」

夫「…別に。」

私「水曜日フル稼働だからだ!」

夫「…そうじゃない。」

 

否定しながらも、「台風ーーー!」と何度も繰り返し唱えていました。

廊下に大きな水たまりの謎

翌朝、雷音と窓の揺れる音で起床しました。

すぐさまスマホを見る夫。

 

夫「連絡…来てない…」

私「諦めて登校するしか無いね。」

 

玄関を開けると、

 
廊下に大きな水たまりが。
 

幅いっぱいに溜まった水は、深さ数センチはありそう。

幅跳び的に本気で跳ばないと越えられないほどの大きさです。

 

私「何で…ここ三階なのに…」

 

築年数が約40年の我がマンションの廊下は、植物の根っこで盛り上がった舗装道路のようになっているのです。

平らなところが全くないこの廊下は、一か所が谷のようになっていたらしく、それが我が屋の真横だったと!

 

私「もう少しで三階なのに水害に遭うところだったよ。」

夫「玄関との絶妙な距離に感謝だね。」

私「一番わけのわからない感謝だよ。」

 

ビチョーン!ビチョビチョ…

 

結局またいだものの足の長さが足りず、靴は水浸し。クロックスでよかった…(泣)。

辛うじてまたげた夫はニヤリと私を見ると、

「残念だったね…」

と一言。

吹き荒れる暴風雨、休講なるか?!

徒歩通勤はどう考えても無理だったため、夫に車で送ってもらいます。

途中、

 

かさピューン!(飛ばされる!)

バサッ!(ひっくり返る!)

髪ペラ!(ノーコメント!)

 

の台風テンプレオジサンを見かけちゃったよ…。ごめん、私ばっかり車の中で…。

いつもなら高校生で混む時間帯なのに、彼らは全く見当たらず。高校も休校になったみたいですね。

 

夫に送ってもらったため、ほぼ濡れずに職場まで来られたことを感謝するとともに、ガランとした校内を見てちょっと不安になってきました。

すると、

 

ティリリン〜!(LINE)

 
「俺んとこ、今日休講になった!」
 

マジで!うらやま!

こちらはうんともすんとも…。

 

そうこうしている間に、学生の悲鳴らしき声(ずぶぬれ、飛ばされるなど)も聞こえ始めました。

同僚も出勤し、授業の準備をしながら通勤がいかに大変だったかを話していると…

 

ティリリン〜!(メッセージ受信)

 
「本日台風のため、休講いたします。」
 
しかし授業10分前!
遅え!

 

「ぎゃああ〜〜〜〜〜!!!」

「いええええい!!!」

 

学生数人の雄叫びが聞こえたということは、彼ら喜んでるんか…。

せっかく来たのに…。

 

ちょっと酷いよね、もっと早く決断しろよ、などと同僚と悪態をついていると、

 
学生「先生先生!!今日、学食タダらしいです!」
 

学校の罪滅ぼし…?

 

「いやいや、そんなんで誤魔化されても、ねえ?皆大変だったのにさ…」

と声をかけるやいなや、

 

「やったー!」

「帰んのやーめた!」

「来てよかったー!」

「ラッキー俺ら!」

 

異常に喜ぶ学生たち。

 

さすが韓国人の人心掌握術は韓国人が長けているんだ、と感心したのでした。

 

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